吹き飛んで、立春

 

雪、降ったり止んだり。4度。

7時に起きる。

朝餉は、大根の皮のきんぴら、グリーンレタス・キャベツ・大根・コーン・カニカマのサラダ、竹輪と目玉焼き、味噌汁(人参・大根・カボチャ・あおさ・ネギ・油揚げ・豆腐・もやし)、トースト、リンゴのヨーグルトがけ。食後にコーヒー。

軽トラで来る豆腐屋と出くわすのは3週間ぶりくらい。木綿豆腐、がんもどき、大豆のシフォンケーキを求める。オカラはおまけで。

まだ温かいオカラで卯の花煮を仕込んでいて、コンニャクがないことに気づく。代わりにシメジ。

降り続いていた雪がいったん止んでいる。

昼餉は、シフォンケーキ、コーヒー。

二人して図書館へ。エリザベス・ストラウト著、小川高義訳『何があってもおかしくない(原題:Anything is Possible)』(早川書房)、エリザベス・ストラウト著、小川高義訳『私の名前はルーシー・バートン(原題:My Name Is Luch Barton)』(早川書房)、アントワーヌ・ローラン著、吉田洋之訳『赤いモレスキンの女(原題:La Femme Au Carnet Rouge)』(新潮クレストブックス)、デニス・ルヘイン著、加賀山卓朗訳『運命の日 上巻(原題:The Given Day)』(早川書房)。

伊吹山麓へ足を伸ばす。吹雪になって、麓の町が雪の奥に見える。道の駅でオハギを買い食い。

裾野しか見えない伊吹山。

見惚れてしまう雪の日の量感。

夕餉は、きんぴら、卯の花煮、鶏ひき肉とオカラのハンバーグ・人参のグラッセ、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・ワカメ・ネギ・豆腐・油揚げ)、玄米ご飯、レモン酎ハイ。

 

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移行のあれこれ

 

雨、のち曇り。9度。

7時に起きる。

朝餉は、厚揚げ・大根・竹輪・枝豆の煮物、キャベツ・大根・コーン・グリーンレタス・カニカマ・茹で卵のサラダ、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・ワカメ・ネギ・油揚げ・豆腐)、トースト、ヨーグルトをかけたリンゴ。食後にコーヒー。

妻と彦根へ。auMNPの予約番号をもらう。

あとになって、SIMカードの送付先を自宅以外の場所に指定できないことがわかる。

自宅に戻った時しか手続きできないものが、けっこうある。光ケーブルの変更工事も、帰京の予定待ちで宙に浮いている。

昼餉は、マクドナルドでアップルパイ、コーヒー。

手続きをしようにも、webベースでは細かい点に対応してもらえず、サポート電話は30分くらい待たされる。便利といわれる今の時代だが。

コロナ関連だともっと待たされるし、たぶん要を得ないのだろう。

.comドメインの黎明期、自分の苗字のドメインを取得して、米国のレジストラで運用してきた。でも、使い勝手に見合わない年間料金のまま40年が経った。調べたら、.comの移行手続きができる国内のレジストラが、いつの間にか当たり前のようにあるのだった。

スマホといいドメインといいデジタルは面倒臭いが、文句を言う前に移行手続きを。

夕餉は、妻の作った焼きそば、味噌汁(大根・人参・カボチャ・豆腐)、大根と厚揚げの煮物、レモンチューハイ。

 

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確かな存在

 

晴れ、のち雨。9度。北風。

8時に起きる。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・大根・コーン・カニカマのサラダ、目玉焼きとベーコン・竹輪、味噌汁(大根・玉ねぎ・人参・カボチャ・ネギ・油揚げ・豆腐)、トースト、バナナとリンゴのヨーグルトがけ。食後にコーヒー。

必要最低限のモノで暮らしている若者は、テレビもスマホも必要とせず、ラジオで音楽や世間のことを知り、クルマはもちろん持たず(免許すらないらしく)、譲り受けた古い自転車に油を刺し、小さな冷蔵庫があればいいほうで、わずかな服、わずかな靴、わずかな未来を携えて、ひっそり暮らしている(意識せずともそうなっている)。

他人と比べたり、高望みしたりせず、自分でできることはやるように心がけ、時間と金が許せば人助けにも出向く。温暖化を憂い、コロナで仕事を奪われもする。友は近くにおらず、遠くから届く葉書には元気と伝え、何事もコツコツだがそれをコツコツだと思ったりもしない。

普通とか、普通じゃないとか、そういう判断はしない。悲観したり、楽観したり、運不運をあれこれ思わない。そういう若者が、若者の一定数を占めるようになって久しい。

彼らに、幸あれと願う。

その数が増えればいいな、と思う。

昼餉は、ゴボウとベーコンのサンドイッチ、コーヒー、ミルクをかけたシリアル。

ジョギング、9.33キロ。伊吹山頂にかかる雲が、南側へ流れ落ちている。

運河のほとりを走っていると、ヒヤシンスの香りに包まれる。背筋が伸びる。

夕餉は、大根・カボチャの煮物、キャベツ・シメジ・カニカマ・竹輪の中華炒め、味噌汁(大根・玉ねぎ・人参・ネギ・油揚げ・豆腐)、ご飯。食後にアップルティー、パウンドケーキ。

 

 

無音の足音

 

曇り、のち晴れ。7度。

8時に起きる。

朝餉は、味噌汁(玉ねぎ・人参・カボチャ・ワカメ・油揚げ・豆腐)、ピザトースト、ヨーグルトをかけたバナナとリンゴ。食後にコーヒー。

NHKの将棋と囲碁のトーナメント。

妻は図書館へ。

遅い昼餉は、菓子パン、コーヒー。

梅の花、一輪がどんどん開いていく。

スタンドで灯油と給油、クルマを磨く。

夕餉は、きんぴら、大根とカボチャの煮物、鶏肉と豆腐のハンバーグ、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・カボチャ・ネギ・豆腐・油揚げ)、ご飯。食後に紅茶。

今月のまとめをば。アクティビティは6日。総距離は55.45キロ。スクワット100回。

 

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時、来たる

 

雪、のち曇り。4度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・もやし・玉ねぎ・ベーコンの卵とじ、大根の葉と人参のきんぴら、味噌汁(人参・玉ねぎ・カボチャ・油揚げ・豆腐・白菜)、トースト。食後にコーヒー。

妻のPCも買い替えの時期になっている。11年目を迎えて、いきなり画面が消えたりしている。次はM1Macがいいという。Appleが仕掛けた変化は、少しずつ波紋を広げている。

Officeはバンドルされてないと教えたら、Numbersでもいいという。やれやれ。

昼餉は、妻の作った卵雑炊、黒豆煮。

8年目を迎えた僕のMacBook Airもバッテリー修理が必要だとBig Surが警告してくる。やれやれだ。

岳父の庭の雪が解けている。

梅の枝から雪が落ちると、一輪だけ咲いていた。雪中で開花したのか。押しのけて開いたのか。ほかの蕾はまだ堅そうだ。

夕餉は、きんぴら、コロッケ、鯖の味噌煮、味噌汁(人参・玉ねぎ・カボチャ・ワカメ・ネギ・豆腐・油揚げ)、ご飯。

 

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絶対でも相対でも

 

晴れ、のち雪。3度。

8時に起きる。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・ツナのサラダ、ベーコンと目玉焼き、味噌汁(玉ねぎ・人参・ワカメ・豆腐・カボチャ・シメジ)、トースト、ヨーグルトをかけたバナナ。食後にコーヒー。

ありがたいことに、身体の声が聞こえる。聞こえるというより、淡い渇望として感じられる。水底から泡が上がってきて水面で割れる。そういう感覚だ。誰もが持っている、普通の感覚なのだろう。

自らの声に正直か、ときどき考える。無意識に流されていることのなんと多いことか。

泡が割れている。

それを感じなければ、と思う。

昼餉は、妻の作った黒豆入りのホットケーキ、コーヒー。

長浜のケータイショップへ。降り出した雪が、みるみる吹雪へ。妻のiPhoneを買い換える時期に来ている。12miniか、グリーンか白か。サイズは決まったけれど、色は見本がなかった。miniの売れ行きが予想を下回っているという。

表示エリアは大きいのに、筐体が小さく感じる。その不思議な感覚が、腑に落ちないのかもしれない。なぜ、逆の感覚を抱くのか。どこかに不均衡が隠れているのではとさえ思う。隣の12と比べていると、その思いが強くなるのは、もっと不思議だ。

店を出ると一面の銀世界で、近くのマクドナルドへ逃げ込む。コーヒーとクリームブリュレ・パイ。

そのあいだにも、積もる。

夕餉は、鳥肉団子・白菜・糸こんにゃく・竹輪・ネギのちゃんこ鍋、卵雑炊。

Appleは、macOS Big Sur 11.2のパブリックベータをRC3に更新した。ついでながら、日本語辞書が開かないバグは残っている。RC4のリリースはあるだろうか。嘘のような冗談みたいなことになっている。

 

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白いブループリント

 

曇り。7度。

8時に起きる。

朝餉は、卵野菜スープ、トースト半枚、ヨーグルトをかけたバナナ。

注文していたカリタのドリッパーが届く。銅製のウェーブ型。ドリップペーパーの外周が波形をしていることによる命名だ。

値段の安いキリマンジャロやモカなら、豆の特徴がわかる程度には淹れられるようになった。このうえ、ウェーブに何を頼ろうとしているのか……

淹れたコーヒーを前に、どう?と妻に尋ねる。

答えの代わりに、意味不明の薄笑い。

不敵ではある(精進すべし、の意味ではなさそう)。

昼餉は、ベーコンと玉ねぎのチャーハン。

敷地の活用について、あれこれ話し込む。この街で暮らすことの意味も含めて。

家を建てるなら、と青写真を手描きして、そのうえにペンを二人して走らせているうちに夜になる。

台所でもあれこれ話す。

夕餉は、白菜、鶏ひき肉団子の常夜鍋。

Appleは、macOS Big Sur 11.2の正式版をリリースしたと思っていたら、意外やRC 2だった。Candidateがどんどん軽くなっている。RC 3だって涼しい顔して出てきそう。

 

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ふと思う

 

雨、のち晴れ。11度。風。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・大根・シーチキン・カニカマのサラダ、味噌汁(大根・人参・カボチャ・ネギ・豆腐)、フレンチトースト。食後にコーヒー。

メイ・サートンの本を経由して、フロリダ・スコット・マックスウェルの引用——

「私は他人を観察しますが、そこで経験するのは自分自身です」

 

借りた本の頁に、お菓子のクズが挟まっている。次の借り手が同じ気持ちにならないよう、栞でこそぎ取りながら頁をくる。無頓着な人が、自分に気づく日が来るといいけれど。

昼餉は、キャベツとベーコンのパスタ、コーヒー。

そんな調査結果があるとは知らなかったのだが、職種による信頼度で、もっとも低いのは政治家と役人だという。国会中継を見ていると、天下国家を口にしている。ただただ驚く。

念仏を唱えるのは、声を出すと身体にいいからだと言った坊さんがいる。教えを口にしない。意味を説くこともない。彼は不真面目だろうか。

この時期に夜中まで銀座で飲食する議員と一緒くたにされるのははなはだ迷惑だと、他の議員が言う。そんなことを国会の場で吐露できるのは、国会議員ならではだが、彼女に自覚はないように見える。

夕餉は、二人して抜く。16時間を白湯だけ。空腹感はないが、口は寂しい。このあたりの微妙な感覚に、脳の巧妙さを垣間見たり。

大部分の人は、友人に政治家はいないだろうな。

 

 

欲張るな、と

 

晴れ、のち雨。12度。

8時に起きる。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・大根・コーン・カニカマのサラダ、ベーコン・目玉焼き、味噌汁(大根・カボチャ・玉ねぎ・ネギ・油揚げ・湯葉・ワカメ)、トースト、ヨーグルト・バナナ。食後にコーヒー。

妻とクルマで多賀大社へ。お札をいただく。自宅と義母の家のぶん。今日が誕生日の姪っ子に、名物の糸切り餅とお守りを。

お多賀さんの札は「多賀大社」と書かれている。お伊勢さんの神宮大麻でないところがお兄さんということなのかしらね。

おみくじは、大安だったが強い戒めあり。妻は小吉で精進せよと。

昼餉は、境内の長命蕎麦でかけ蕎麦。

彦根に寄ってコーヒーとあずきの大判焼き。

夕餉は、キャベツと油揚げの卵とじ、イワシのパン粉焼き、味噌汁(大根・人参・カボチャ・グリーンレタス、ネギ・油揚げ・豆腐)、ご飯。食後に紅茶、芋けんぴ。

Appleは、macOS Big Sur 11.2の正式版をリリースした。他のOS群のリリースも近い。

 

吹く風に 沖辺の波の高けれど

こころ静けき 我みなとかな

 

——妻の小吉に添えられたうた

 

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論戦じゃない

 

晴れ。11度。

7時に起きる。

朝餉は、きんぴら、カボチャのそぼろ煮、キャベツ・グリーンレタス・コーン・大根のサラダ、ベーコン・スクランブルエッグ、味噌汁(大根・ジャガイモ・玉ねぎ・枝豆・ネギ・油揚げ・豆腐)、トースト、ヨーグルトをかけたバナナ。食後にコーヒー、桜餅。

ジョギング。10.23キロ。3月の気温らしいが、吹く風は冷たい。

内科病院の真向かい、運河のほとりに並んで植っていた桜の木が切り倒されている。大きなやつだ。

地面から数センチだけ残った株が、新しい切り口を晒している。天の川近くの土手の桜並木も姿形がなくなっていた。切り株さえ消えている。

亡霊は、この世に棲んではいけない。そう言われているような気になる。

居る居ないは別にして、想像力を否定されているような気になるのは、こちらの被害妄想だ。

そんなことはどうでもいいが、桜はかわいそうだ。

遅い昼餉は、妻の作ったかき揚げ蕎麦。

国会中継を見ていると、建設的な提案ができない野党の質疑が目立つ。お互い知恵を出し合いたい、と口では言うものの。

特措法改正案の罰則規定にこだわって、先へ進まない。全国で3万人を超える自宅療養の感染者の手当をどうするつもりだろう。目の前の医療崩壊について、議員立法による提案さえない。

夕餉は、鳥肉団子のキムチ鍋、ご飯。食後に芋けんぴ、煎茶。

 

 

鞭を入れる、己にも

 

雨。暮れて止む。7度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・大根・コーン、カニカマのサラダ、ポテトサラダ、ベーコン・目玉焼き、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・ジャガイモ・ネギ・油揚げ・豆腐)、トースト、バナナ。食後にコーヒー。

鼻炎だ。つつーっと鼻水が垂れる。かんだそばから、流れ出る。今年は顕著だ。勢いをつけてかむと耳がやられて、そちらも気になる。

左の目頭から空気が勢いよく漏れる。それくらい強くかむのだから、耳だってたまらんだろう。素人の妄想だが、歯槽膿漏のバクテリアが、蓄膿にしたり耳や目のリンパ液に災いを及ぼしていると思う。

アレルギーもどこかで繋がっている。あくまで妄想だが。

昼餉は、ポテトサラダのサンドイッチ、コーヒー。

クルマの値崩れが進んでいる。ヤナセの出物を見ていると、そう感じる。

妻の真っ赤なリッターカーをイタリア人のように運転すればいいのだ、といつも思う。ヤナセのホームページから見積もりなんか取っていないで。

イタリア人は、鈍なクルマだろうが、それが持っているものを引き出して走ろうとする。クルマが話しかけてくるのを待ってはいない。どんどん話しかける。クルマが眠っていても気にしない。調子が悪いと蹴飛ばす。しっかりしろ、と喝を入れる。ぶつけても、こいつが鈍臭いからと転嫁する。イタリア人は、僕の妄想の中では、クルマとそうやって付き合っている。

そうでなければ、あんなクルマを作ったりはしないのだ。

真っ赤なクルマを妻にすすめたのは、口数が少なくて鈍臭いクルマは、威勢良く乗るものだという不文律に従ったまでだ。もちろん、そんなことを説明なんかしない。

「赤いのが、可愛いじゃん」とかなんとか言って、その気にさせたのだ。クルマだって、僕のあの言葉を聞いていたはずだ。その言葉に隠れている本意に気づいたはずである。

夕餉は、きんぴら、ポテトサラダ、カボチャと鶏ひき肉のそぼろ煮、イワシの蒲焼、味噌汁(大根・ジャガイモ・玉ねぎ・ネギ・油揚げ・豆腐・ワカメ・刻み湯葉)、ご飯。食後に煎茶、酒饅頭。

 

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話半分

 

雨。8度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・ベーコン・玉ねぎの卵とじ、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・油揚げ・ネギ・豆腐・ワカメ)、トースト、バナナのヨーグルトがけ。食後にコーヒー、苺大福。

 

『海辺の家』より——

とすれば、幸福のほうが人に伝えることがむずかしいものなのだろうか。あるいは、人はかなり幸福であるなら、毎日のできごとを秩序立てて考えようとする気持ちさえうすらいでしまうのだろうか。何年もまえ、日本人は平和な時代には扇子絵ばかり描いていたという意味のことを読んだことがあるが、それがいつも私の頭を離れなくなっていた。

 

幸不幸を語る——それは、どちらであっても同じくらい口や筆を重くさせる。強いて言えば(という程度の比重だが)、不幸は他人のでも己のでも、語るに足ると思われるし、聞く耳はその響きにだけはことさらに敏感にできているのかもしれない。蜜の味、とはよくぞ言ったものだと。

昼餉は、坦々麺、白湯。

雑談で好まれるのは、ちょっとした失敗話だろう。ちょっとした成功話をする輩は疎まれる。これがセミナーとなると様相は逆転するのだが。

経験的に、こんな傾向があるような気がする。

成功談も失敗談も、えてして盛られがちだが、どちらかといえば、後者の方がその度合いは高い。前者は矮小化される傾向にある。

まあ、ちょっとだけいい思いをしました。

そんなふうなオチが付く。それにひきかえ後者は。

それがなんと、どえらいことになりまして。

終始、黙って聞いている人の大半は、夕飯のことなんか考えている。強いて言えば、不幸ではない。

メイ・サートンに言わせれば、扇子絵を描いてばかりいる状態なのかもしれない。

夕餉は、ポテトサラダ、大根の皮のきんぴら、大根・カボチャの煮物、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・油揚げ、豆腐)、ご飯。

 

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すぐそこに来ている

 

雨、降ったり止んだり。7度。

8時に起きる。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・コーン・大根・キュウリのサラダ、ベーコン・卵焼き、味噌汁(大根・人参・カボチャ・ワカメ・豆腐・ネギ)、トースト。食後にコーヒー。

霞のかかった眼球をパコッと外して、無水アルコールでゴシゴシ脂を落とす。しかるのち、純水に浸して熱を取り除き、さらに軟水で微細な汚れを洗い流す。

水晶のような透明度になったのを確かめて、ポコッと眼球を戻す。そんなことをイメージしながら洗浄水で目を洗っていると、近い将来、そんな商売が登場するのだろうなと思う。

昼餉は、ベーコンと野菜のコンソメスープ、鯖カレー、白湯。

図書館の帰り、妻と長浜のマクドナルドで読書。コーヒー、フレンチフライ、クリームブリュレパイ。

Appleは、OS群のパブリックベータ・プログラムを更新して、RC版をリリースした。iOS 14.4iPadOS 14.4 macOS Big Sur 11.2などのリリースが近い。

Big Sur 11.2βで悩まされたコマンド・キーのアサインのバグは直っている(もともとこのバグはなかったのだが)。

夕餉は、大根とカボチャの煮物、鶏ひき肉のハンバーグ、味噌汁(大根・人参・ワカメ・カボチャ・豆腐)、サバカレーの残り。食後に煎茶、栗大福。

 

 

寸止め

 

晴れ。9度。

8時に起きる。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・コーン・大根・パプリカ・カニカマのサラダ、ベーコン・目玉焼き、味噌汁(大根・人参・カボチャ・豆腐・ネギ・油揚げ)、トースト。食後にコーヒー。

梅の蕾が膨らんでいる。去年、枝を払った姿を遠目に見て、しまったと気づいた。蕾が華奢なのはそのせいだろうか。

芙蓉のほうは、妻がもうダメだとあきらめるほど切っても、日差しが促せばどこからか伸びてくる。チキンレースでもあるまいし、ギリギリを探して幹を切っていたら、いつの間にか根本にきてしまった。

今年は、もう自信がない。悲しむ妻の姿は見たくないのに。

昼餉は、チョコレートクッキー、菓子パン、白湯。

ジョギング、10.01キロ。暖かいぶん、ペースが伸びる。四方の雪山、琵琶湖が光っている。息が上がっても心地良い。春の足音、ほんの少し。

ウイルスの実効再生産数が、主要都市で1.0を下回るようになった。ピークアウトしたと思いたいが、専門家は踏み込んだコメントをなかなかしない。苦い経験の蓄積らしい。

確保したホテルの使用率が低いのに、自宅療養者が増えている。その相関がわからない。為政者が、説明しないのはなぜだろう。

妻の作った夕餉は、キャベツとグリーンレタスのサラダ、トマトとベーコンのスープ、サバカレー。食後に焙じ茶のチョコレート、白湯。

手順をひとつ入れ替えただけで、味が変わる。驚くのは、この舌がまだ感じ取れることだけれど、どこかでプラセボじゃなかろうかと疑っている。

若いころは、もうすこし暢気だったし、陽気だった。美味いと感じたら、それは紛れもないものだった。輪っかが円を描いて閉じていた。

今は、閉じる前に線が掠れ、そのまま動いたものか迷う。途切れても、それに気づかない。

くっきりした円と、掠れてふらふらの孤。

禅の円相図は、どちらかといえば前者だが。

 

 

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利益集団

 

おおむね晴れ。5度。

8時に起きる。

朝餉は、キュウリと竹輪・ワカメの酢の物、ササミのチーズはさみ揚げ、味噌汁(大根・人参・カボチャ・ワカメ・油揚げ・白菜)、玄米ご飯、バナナ・りんご。食後にコーヒー。

妻とクルマであねがわ温泉へ。前回から3年の歳月が流れている。暮れて少し混む。

昼餉は、温泉の店でかけ蕎麦、妻は卵丼。

夕方まで湯に浸かる。澄んだ空、庭の枝を縫うシジュウカラの群れ。湯からあがって本を読んだり。

湯船で10分ほど——体の芯が凍っていたとわかる。冷凍肉が解凍していく様子を頭に描きつつ。湯がぬるくなっていくような。

半日で、解けたろうか。

夕餉は、鳥肉団子・大根・白菜・春菊のちゃんこ鍋、玄米ご飯のキムチおじや。

通常国会が開かれている。手続きどおり、スケジュールが進んでいく。そのスケジュールは社会情勢を反映していないのだが、国会議員はそのことに無言だ。

誰一人、歳費を返上しようと声を発することもない。くびきになっているなら、すべての政党を廃してもらいたいものだ。