要らない物事を消していく

 

 

 

 

 

 

 

雨、夜に上がる。8度。

8時に起きる。

朝餉は、冷奴、納豆、大根・人参の生姜風味の煮物、ウインナーソーセージと卵焼き、味噌汁(大根・人参・シメジ・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯。食後にコーヒー、クッキー、柿。

今の自宅も含めてだが、ソファーのない暮らしを考えている。椅子とテーブルだけのリビング。ついでにベッドも要らない。その代わり畳のスペースを暮らしの中心に持ってくる。寝室を取り去ると、暮らしの定義が変わる。

重くて移動できない家具を減らす。そこから広げていく暮らしの有りようがある。

大きな仏壇の廃棄が、さまざまなことを考えるよすがになった。大袈裟にいえば、心がまえと言ってもいい。死にたいする心がまえと言い換えてもいいこと。

長生きの秘訣とか、明るい老後とか、世間に喧伝されることを信じない。2000万円が必要なのではなく、金が無くなったらその時が死ぬ時なのだと定める。世間で言われていることのほぼすべては間違っている。

動けなくならないように足腰を鍛えるのではない。必ず動けなくなる、その時が死ぬ時なのだと定める。それを、暮らしの中心に据える。家をそういう物事の器として捉える。

生きることより、静かに死ぬことを考えたい。

夕餉は、大根・人参の煮物、肉じゃが、味噌汁(玉葱・人参・シメジ・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯、ウイスキーオンザロック。食後にほうじ茶、煎餅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Virtual Insanityで思うこと

 

 

 

 

 

 

 

おおむね晴れ。15度。

8時に起きる。

コーヒー。

遅い朝餉は、ベーコンと目玉焼き、味噌汁(玉葱・人参・シメジ・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯、柿。

Jamiroquaiの「Virtual Insanity」を聴いていた。Jason Kayが札幌の地下街から発想を得て作った曲、というのはもはやトリビアにもなっていないだろうか。

それがJamiroquaiでもJay Kayでもいいのだけれど、この曲のリズムパートのバウンシーな感じと歌詞の結びつきは、音楽が持っている祝福の源から流れ出る元素の一つなのだと思う。そういう実例がこの世には無数にあって、これからも流れ出てくるのだろう。

音楽にある祝福の源が、ほかには見当たらないわけが僕にはわからない。Virtual Insanityの持っている棘は、祝福の源とはおよそ対極にあると思うのが普通の感性だろう。だが、そんな分かりやすいものが源ではないことも僕らは承知している。音楽の持っている、ある意味では底知れぬ恐ろしさは、だから僕らを虜にするのだと思う。

夕餉は、豚バラと野菜のオイスターソース炒め、味噌汁(玉葱・人参・シメジ・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯、ウイスキーオンザロック、柿。

10時過ぎ、妻が戻ってくる。名古屋まで高速バス、そのあとは東海道線を使った。行きと同じくバスは混んでいたと。もう、元通りっていう感じ、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

維持する経費

 

 

 

 

 

 

 

おおむね晴れ。14度。

8時に起きる。

コーヒー。

彦根の時計屋へ。腕時計をオーバーホールに。秒針が進まなくなった。ブログによれば、前回のオーバーホールは2012年4月にやっている。

出来上がりは年を越すと言われる(前回は東京で1ヶ月かかっている)。とりあえず見積ってもらう。

海外ブランドを買った人の多くは、オーバーホールの料金までは考えていない。機械式なら5年ごとに数万円かかる。売ってしまう人が多いのはそのせいかと思う。

昼餉は、マクドナルドでフレンチフライ、チーズバーガー、キャラメルマキアート。

オーダーの行列が、コロナ禍以前の長さに戻りつつある。

手元に残っているエコドライブの電波時計は、2次電池の寿命が10年くらいだ。電池交換は5000円以下だけれど、オーバーホールとなるとプラス3万円になる。機械式時計とどっこいかそれ以上だ。

時計に金をかける人は、ほんの一部になって久しい。

同じことが革靴にも言える。ソールの張り替えをして10年、20年と履き続ける人はほんの一部だろう。英国で腕を磨いたコブラーに頼むと張り替えとオーバーホールに1万円くらい。週に2回、年に100回くらい履くとして、メンテナンスをしていても10年が限度かと思う。5足のローテーションでも、そんな寿命だ。定年になってローテーションしなくなると革靴は劣化する。たまにジーンズに合わせるのは必須だ。

夕餉は、味噌汁(玉葱・人参・シメジ・油揚げ・豆腐・葱)、チャーハン、ウイスキーオンザロック。

 

 

 

 

 

 

 

説明できないこと

 

 

 

 

 

 

 

曇り。10度。

8時に起きる。朝方まで眠れず。

朝餉は、オレンジマーマレードを塗ったトーストサンドイッチ、コーヒー、柿。

新たな感染者がゼロの県が増えている。多くの国とは別の状況がいつまで続くのだろう。マスクの効用が見直されているけれど、それが第一ではないはず。

この国特有の現象になると、この国の専門家はわからないと言いはじめる。専門家とはいっても、海外情報の孫引き専門が多いのはいつの世も同じだけれど。

巡り巡って、マスクを連呼する。

次の波は2月頃だとAIが予測しているらしい。それでも最大だった夏頃の10分の1ほどの規模らしい。

わかっていない変数が存在する可能性は高いと思う。今の減少が説明できないのだから。

夕餉は、ウインナーソーセージ・大根・人参の生姜風味の煮物、豚バラ肉と野菜のオイスターソース炒め、味噌汁(人参・玉葱・シメジ・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯、ウイスキーオンザロック、柿。

 

 

 

 

 

 

 

 

その名を背負う

 

 

 

 

 

 

 

雨のち晴れ。11度。

8時に起きる。

コーヒー。

朝餉は、マーマレードを塗ったトーストサンドイッチ、カフェオレ。

映画は、タイラー・ニルソンとマイケル・シュワルツの両監督『ザ・ピーナッツバター・ファルコン(原題:The Peanut Butter Falcon)』。

主演のザック・ゴッサーゲンが好演。ただレスリングのシーンは演出が過剰。物語にとって結末へいたるそのカットが必要だったとは思えない。要らぬカタルシスを持ち込んでしまった。

米国のロードムービーに駄作なし、のはずだけど。

ジョギング、7.02キロメートル。西北西の風。

妻は友人とランチしたついでに、乗り換え駅で献血しようとした。混んでいたうえに、体重50キロに届かず成分献血になったと。

身長160センチだから、筋肉が落ちていると思う。

酒を求める。Teacher’sHighland Cream

夕餉は、納豆、卯の花煮、ウインナーソーセージ・大根・人参の生姜風味の煮物、味噌汁(玉葱・人参・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯、ウイスキーオンザロック、おかき。

 

 

 

 

 

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The day you find out why

 

 

 

 

 

 

 

雨、のち曇り。16度。

コーヒー。

朝の電車で妻が名古屋へ。高速バスで自宅へ。クワイアの稽古やら。戻りは金曜あたり。

味噌汁(サツマイモ・玉葱・人参・油揚げ・豆腐・もやし)を作って飲ませ、卵サンドイッチを作って持たせる。

遅い朝餉は、卯の花煮、味噌汁、鯖カレー。食後に柿。

映画はサイモン・ウェスト監督『ワイルドカード(原題:Wild Card)』。ウィリアム・ゴールドマンの小説『Heat』が原作とか。ギャンブル中毒者の懊悩に悶えるジェイソン・ステイサムが主演。評価がパッとしないのは、主旋律になっている彼の懊悩が伝わってこないせいかもしれない。そこは嫌というほど描かれているけれど。

もう1つは、アントワーン・フークア監督『イコライザー(原題:The Equalizer)』。主演のデンゼル・ワシントンの演技が、映画をそれらしく仕立てている。妻との過去に触れる元上司の女の台詞が余計。そうした説明っぽいシーンがちょこちょこ挟み込まれて、せっかくのトーンを台無しにしているかもしれない。

映画の主題になっているマーク・トウェインの箴言を、マーク・トウェイン自身はどのように受け取っただろう。

不眠症の主人公が深夜に通うダイナーは、エドワード・ホッパーの名画『Nighthawks』を模したものだろう。読むべき100冊を通じた妻の描写など、この映画にはさまざまな名作に力を借りた暗喩が散りばめられている。

米国人にはありふれた暗喩かもしれないので、そのあたりが逆に鼻につく人もいるだろう。

夕餉は、卯の花煮、残りのカレー、ウイスキーオンザロック。

姉から電話。母の胸のシコリは大半が水だったと。精密検査の結果は2週間後に改めて出るらしい。

妻は9時過ぎに家に着いた。バスは満席で、首都高も渋滞していたと。自粛する状況は解けているらしい。東京の感染者数は一桁で、感染爆発しているヨーロッパとの乖離がなんだか怖い。

The two most important days in your life are the day you are born and the day you find out why.

 

 

 

 

 

 

 

舌がバカなだけ

 

 

 

 

 

 

 

晴れ、のち曇り。17度。

8時に起きる。

朝餉は、キャベツ・大根・コーンのサラダ、鶏胸肉の唐揚げ、味噌汁(人参・玉葱・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯。食後にコーヒー。

NHKの将棋と囲碁トーナメント。

札幌の姉より電話。贈ったケーキの礼。今日は姉の誕生日。

右胸のシコリの検査で明日、母を連れて病院へ行くという。電話している最中も、母はケーキを食べていたらしい。

シコリの一つやふたつ、母はそんな感じかもしれない。

長浜の買取店へ。妻は食器や衣類を持っていく。フードコートでパンを齧る。泣きっ面のような空。

夕餉は、卯の花煮、味噌汁(玉葱・人参・もやし・油揚げ・豆腐・葱)、妻の作った鯖カレー、ウイスキーオンザロック。食後に柿、おかき。

不思議な発見。ジョニ黒のあとに飲むとJames Kingが旨く感じる。なんでもそうなるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

縁起の声

 

 

 

 

 

 

 

晴れ。18度。

8時に起きる。

朝餉は、きんぴら、卯の花煮、ウインナーソーセージと目玉焼き、味噌汁(玉葱・人参・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯。食後にコーヒー。

妻は義姉と菩提寺へ。仏壇や永代経料のことなど。

彦根の本屋へ向かうも、どの道も渋滞で進めず。途中で家に引き返す。彦根の商店街は、ゑびす講だった。

彦根城のお堀道を中型トラックがけっこうな速度でやってくる。道に垂れかかった桜並木の枝を薙ぎ倒して走り去っていった。渋滞でイラつくのはわかるけれど。

動かないクルマのラジオで、今年の元旦に放送された瀬戸内寂聴さんと高橋源一郎さんの電話対談を再放送。

高橋さんがとある文学賞でのエピソードを冒頭に紹介していた。審査員たちの猛烈な反対にあって高橋さんはその文学賞を逃した。審査員の一人だった寂聴さんは、まるで自分が貶されているような気分を味わったと語り、ひとり高橋さんを評価した。その時から高橋さんは文学の世界に己を生み落としてくれた恩人だと思ってきたと。

寂聴さんは、ぜんぜん覚えてないわ、とあの華のあるコロコロした声で笑った。

また寂庵に行きますね、と終わりに高橋さん。美味しいお肉も、お酒もたくさんあるからいらっしゃい、と彼女はまたあの声で笑った。

対談で寂聴さんは高橋さんの声を褒めた。

いま気づいたけど、あなた、いい声ね。その声で、女を口説くんですね。ほんといい声。

そんな褒め言葉もすぐ忘れたに違いない。でも高橋さんはずっと覚えていて、それを励みに口説き落としていくのだろうか。

夕餉は、きんぴら、卯の花煮、餃子、ご飯、ウイスキーオンザロック。食後に柿、ポテトチップス。

寂聴さんは、元旦を寿ぐ対談がラジオだということをずっと頭の片隅に入れておられた。声を気にかけていたことが、再放送で知れる。

もうあの笑い声は聴けない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

膨れて熟したような

 

 

 

 

 

 

 

晴れ。17度。

8時に起きる。

コーヒー。

朝餉は、キャベツ・コーン・大根・ソーセージのサラダ、クリームシチューの残り、ピザトースト。

大谷翔平選手が満票で今季の大リーグMBPに。メディアが彼の人となりや趣味嗜好を伝えている。新庄剛志監督といい、北海道ファイターズは話題に事欠かない。そういえば、北広島に建設中のボールパークは天然芝で全天候型のドーム球場らしい。

さまざまな施設も用意されるらしいけれど、得難い物事がなぜ得難いのか、それが野球においてはどういう物事なのか。

大リーグのチーム経営を彼らは見据えている。手本にするだけでなく、北の大地ならではの工夫があればいいのだけれど。

昼餉は、焼いたバケットにブルーベリー、温かいミルク。

ジョギング、9.64キロメートル。鼻の異物感やら左脚付け根の筋違いからやっと。

夕餉は、大根の皮と人参のきんぴら、卯の花煮、豚バラとキャベツ・ピーマン・玉葱のオイスターソース炒め、味噌汁(玉葱・人参・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯、ウィスキーオンザロック。

日本中が夜空にスマホを向けたらしい。赤い月蝕が東の空でジジジッと音を立てているように見える。

 

 

 

 

 

 

 

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社会という決まり事

 

 

 

 

 

 

 

晴れ。17度。

8時に起きる。

コーヒー。

朝餉は、レタス・大根・コーンのサラダ、ウインナーソーセージと目玉焼き、味噌汁(玉葱・人参・油揚げ・豆腐・葱)、ブルーベリーを塗ったトースト、豆乳コーヒー。

妻と彦根の買取店へ。妻が古着を何点か。

仏壇を廃棄するにあたって、ご縁さんや仏壇屋にあれこれ相談するのだが、すべてはしょせん決まり事である。誰が決めたかというより、誰もが倣ってきたという伝えの時間が重んじられる。

そこに先祖やら故人への想いとか礼が入り込む。どんどん複雑になるようで、興味のない人にとっては倣うのが手っ取り早いということになる。

そこが決まり事の思う壺なのは言うに及ばずだが、困ったことに、経験した人は未経験者に教えたくなるのも、決まり事の思う壺なのだ。

マクドナルドで三角チョコパイとコーヒー。

続いていたガソリンや灯油の高騰が一息。米国の原油先物がわずかに値下がりしたとか。産油国はとうぶん増産しないらしい。

COP26は最大のCO2排出国が欠席して、大きな収穫もない。

カナダの太平洋岸地域で大規模な洪水。非常事態宣言が出ている。カナダ政府は、異常気象が引き起こした洪水の原因は温暖化にあると。

夕餉は、大根の皮と人参のきんぴら、クリームシチュー、ご飯、ヨーグルトをかけた柿、ウィスキーオンザロック。食後に煎餅。

仏教に限らず宗教は、決まり事が外堀を埋めている。知らずに入って、がんじがらめになる。禁忌を犯すと祟られると脅される。非常識だと謗られる。なにかと面倒臭いのだ。

本尊の魂抜きをするという時点で、偶像崇拝と言われても仕方ないだろう。その謗りを言い含める説明なら掃いて捨てるほどある。装置としての宗教は、社会にとって便利なものだから黙認するしかない。便利なものほど、その立場を犯すのは面倒臭いのだ。

小さな仏壇のために小さな本尊を買う。そして魂入れをしてもらう。幾らかの金が動く。

魂とは、この金の動きかもしれぬ。

 

 

 

 

 

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まだ蕾は……

 

 

 

 

 

 

 

晴れ。16度。

8時に起きる。

コーヒー。

脚の付け根の筋を違えて、痛みが続いている。なぜ、そんなところを。人生ではじめてのところだ。

年寄りめ、と舌打ち。

朝餉は、マカロニサラダ、大根とツナのマヨネーズ和え、厚揚げと大根の生姜風味の煮物、焼き鮭、味噌汁(大根・玉葱・人参・カボチャ・シメジ・油揚げ・豆腐)、ご飯。

1時間でも長浜にいると、ここは北陸だと思う。空模様が刻々と変わる。濃淡の雲間からぼんやりした日差し。鬱々としてくる。日本海側らしいと思う。札幌もそっくりだった。

米原も似たようなものだと思っていたら、今年はカラッとしている。一進一退を繰り返しながら、気づくと気候はガラリと変わっているのかもしれない。取り返しのつかないものほど、気づいた時にはもう遅い。

なんとかなる時間があるのに、僕らは見て見ぬふりさえする。どこかで間に合わないことを知っているみたいに。

昼にケーキ、フルーツティー。

妻と散歩。神社、寺で手を合わせる。大谷吉継の首塚で老婆が草取りをしている。隣の畑の持ち主とか。備え付けのノートによれば、前回参ったのは2月のこと。妻は7月にも一人できている。ノートは3冊目になった。

夕餉は、冷奴、大根の皮と人参のきんぴら、厚揚げと大根の生姜風味の煮物、味噌汁(玉葱・人参・シメジ・油揚げ・豆腐・葱)、野菜たっぷりの焼きそば、ウィスキーオンザロック。食後にフルーツティー、ケーキ。

Appleは、OS群のパブリックベータ・プログラムを更新してβ3をリリースした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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その昔の眺め

 

 

 

 

 

 

 

おおむね晴れ。17度。

8時に起きる。

コーヒー。

朝餉は、マカロニサラダ、大根の和風ツナマヨサラダ、小松菜とシメジの卵とじ、味噌汁(二十日大根・大根・玉葱・人参・シメジ・油揚げ・豆腐)、ご飯。

彦根の花屋とケーキ屋へ。

妻の誕生日。濃い赤のバラ・紫のトルコ桔梗・赤いガーベラを中心にした花束を(この家には手頃な花瓶がなかった)。ケーキを食べながら、ブルートパーズのネックレスを渡す。今月の誕生石。涙の形の、サイズも涙ほどのを。

妻と長浜へ行ったついでに豊公園へ寄る。

長浜城の琵琶湖岸には、豊臣秀吉が使ったと言われる太閤井戸の跡に、石碑が水中からニョッキと建っている。普段は湖岸から眺めて往時を偲ぶのだが、今は歩いて行ける。石碑に手が触れられるようになったのは、琵琶湖の水位が例年の倍に下がってしまったからだ。台風シーズンの先月までに、雨がほとんど降らなかった。65センチも水位が下がってしまうと渇水対策を考えることになるらしい。大阪、京都、神戸あたりの1400万世帯が琵琶湖からの水を頼りにしている。

このままだと対策は避けられそうにない。ひんやりした石碑の表面を手でなぞりながら、心なし小さく見える琵琶湖と、傾いた日を眺める。城主の秀吉は、言い伝えが事実なら井戸まで足を運んだことがあったかもしれない。

豊公園にはそんなことを知らない人も来ていて、湖岸に立つと遠くの景色に見入っている。城主の不思議な人生に想いを馳せているのかもしれない。たまたまにせよ、当時に限りなく近い湖岸からの眺めは14年ぶりとかのものだ。

夕餉は、冷奴、マカロニサラダ、大根の和風ツナマヨサラダ、ピーマンの肉詰め、味噌汁(玉葱・人参・シメジ・カボチャ・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯、ウイスキーオンザロック。食後にケーキ、柿、アップルティー。

豊公園の桜は、彦根城の桜と双璧を成すのだが、小さな蕾がついている。

わずか4か月先のことなのに、想像もできない。

 

 

 

 

 

 

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手探りの先へ

 

 

 

 

 

 

 

おおむね晴れ。17度。

8時に起きる。

コーヒー。

朝餉は、大根とレタスのサラダ、味噌汁(二十日大根・玉葱・人参・油揚げ・豆腐・葱)、ポークカレーの残り。

妻は整体院へ。2回目の施術。効いているのかわからないので、3回目の予約はしてこなかったと妻。積み重なった歳月の凝りだから、早々の回復は無理だと彼女もわかっているけれど。

昼餉代わりのおやつは、焼いたバタールの上にブルーベリージャム、温めた豆乳。

空き家の片付けを生業にする業者の候補を妻に見せる。不用品の買い取りもして、大きな家財はまとめて引き取ってくれる。どちらかといえば遺品整理に近い。

そういうニーズはとっくに盛況で、これからさらに高まりそう。見つけたのは隣町の業者で、妻はひととおり読んでから少し気持ちが明るくなったような。

夕餉は、冷奴、納豆、マカロニサラダ、麻婆茄子、味噌汁(二十日大根・玉葱・人参・シメジ・油揚げ・豆腐)、ご飯、ウイスキーオンザロック。食後にお茶、花林糖。

YouTubeを見ていると、古民家を女手ひとつでリノベーションしながら暮らす日々が綴られている。真冬ともなれば零下近くまで下がる室内に手を加えてしのぐ生活。

耐えるのもどこか楽しげで、若さのなせるわざだと思いつつ、堪え性のない僕らのことをそこに重ねる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そばに寄らないで

 

 

 

 

 

 

 

おおむね晴れ。16度。

7時に起きる。

コーヒー。

朝餉は、大根・竹輪・コンニャクの煮物、味噌汁(二十日大根・人参・サツマイモ・豆腐・葱)、妻の作ったツナカレー、ヨーグルトと蜂蜜をかけた柿。

NHKの将棋と囲碁のトーナメント。

家は、ちょっとオーバーに言えば、それほどこだわりはない。そのことを具体的な言葉に変換するとなると散漫になって、うまく伝えられなくなる。

よく「こだわりの」という表現を使う。僕はこの言葉を使って特別な心情を伝えようとする魂胆が苦手だ。愚か者め、とさえ思う。そういう風潮とは別世界にいたい。だが、家づくりでは「こだわりの」あれこれが跋扈している。それだけでげんなりする。碌でもないな、と内心で舌打ちしている。

どれだけこだわっているのか。そのことを伝えられないと、いい家は建たないような錯覚さえある。「施主様のこだわりをしっかり形にしました」とか「大工さんのこだわりがすごかったです」とか、まともな人たちじゃないと思っている。

夕餉は、サツマイモと竹輪の天ぷら、温かい蕎麦、ウィスキーオンザロック、酎ハイ。食後に和生菓子、お茶。

家の風情などどうでもいい。勢い、そういう考えを前後の脈絡なく口にして、あらぬ誤解を生んでしまう。この世はとかく生きにくい。僕がいけないのだと、いつの間にか自分を責めることになってしまう。

今日もこだわっている人たちが、そのこだわりようを自慢している。それを邪魔するつもりはないけれど、こちらの世界に這い出してこないで、そっちの世界で楽しくやってくださいと切に願っている。

 

 

 

 

 

 

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無縁の打坐

 

 

 

 

 

 

 

おおむね晴れ。15度。

8時に起きる。

コーヒー。

朝餉は、大根・コンニャク・人参・竹輪の煮物、大根おろしを添えた卵焼き、焼き鮭、味噌汁(二十日大根・玉葱・人参・油揚げ・豆腐・葱)、ご飯、柿。食後にクッキー。

妻とクルマで山東町あたりへ。

土地の出物を見て、周囲の環境を確認。伊吹山が間近に見える。広めの土地は雑草に覆われていたが、周囲には桜の木が並ぶ。自転車を漕げば、グランピング施設や図書館、小さなホールなども。天の川の上流ということもあり、ホタルの鑑賞地がそばに。

三島池の駐車場はイチョウが色づいていた。

土地をあれこれ見て回るのも気晴らしになるような気がする。

義母の月命日。お墓に参ってから清岸寺の座禅会に。妻は何回も坐っているけれど僕は初めて。曹洞宗の座禅会には12人ほどが参加。奥の茶室で1時間ほど。

若い和尚が来月の座禅会にもぜひ、と誘う。

只管打坐でさえ僕のような凡庸の塊には至難の業かと。

夕餉は、ポテトサラダ、唐揚げ、味噌汁(二十日大根・玉葱・人参・サツマイモ・油揚げ・豆腐・葱)、焼きそば、ウイスキーオンザロック。食後に柿、クッキー、お茶。

妻とあれこれ話し込む。

 

 

 

 

 

 

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