美すなわち和解なきものの探求

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曇り、のち雨。31度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、レタス・キャベツ・トマト・パプリカ・チーズ・カニカマ・バジルのサラダ、味噌汁(ナメコ・ネギ・人参・玉葱・油揚げ・豆腐)、オレンジバターのトースト。食後にコーヒー。

激しい雷雨。台風7号の影響か。

『孤独のアリア』より抜粋――

 

 一八一七年十二月二十一日、ジョン・キーツはジョージとトーマスのふたりの兄弟に手紙を書き送る。この手紙は自己の芸術の成就を望む人間にそなわる本質的特性について語り、それを「否定的能力、つまり不確かなもののなかに身をおく能力、神秘であり、懐疑であり、そして性急に事実と理由の探究に身を投じたりしないこと」だとしている。グールドはこのような道程を知っていた。無を迎え入れ、自己の内部に降りてゆき、分節化されざるものと向かい合う。そして長いこと、否定できないものを無力のまま静かに聴き取ろうとしてきた。この体験から彼は驚くべき音楽のオブジェを持ち帰ってきた。他に例を見ないような密度の高いものであり、腐食銅版画を思わせる線をもったものだ。否定的能力とは、美すなわち和解なきものの探求というあの苦痛なき苦痛にあってただひとりでいる能力のことである。

 

昼餉は、オールブラン、ずんだ餅、麦茶。

北海高校がまたもやサヨナラ勝ち。高校野球は台風の上陸を見越して、丸1日順延を発表した。休養は台風とは関係なしにもっと取るべきかと思う。脚を痙攣させてまでやる野球は、ただ痛ましい。

英雄的行為とか、若者の躍動とは程遠い。

それと経口補水液をベンチにすぐ備え付けるべきだ。水をいくら飲んでも、吸収までに時間がかかりすぎる。

夕餉は、茄子の煮浸し、コロッケ、味噌汁(玉葱・人参・ナメコ・油揚げ・豆腐・ネギ)、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。