その名は……

 

 

 

 

 


曇り、パラつく。18度。
7時に起きる。
朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ・リンゴ、サラダ(サニーレタス・キャベツ・大根・大豆煮・チーズ・カニカマ・バジル)、味噌汁(シメジ・玉葱・人参・小松菜・油揚げ・豆腐)、ポテトサラダのトーストサンドイッチ、アールグレイ。食後にコーヒー。
シェアカーを借りて、妻と荷物を積み込み買取店へ。引越しのついでに出たモノをあれこれと。査定に1時間もかからないと言われて、それでも外へ出てコーヒーを飲みつつ電話を待つことに。
昼餉は、スーパーのイートインで菓子パン、コーヒー。
1時間半くらいかかったけれど、びっくりするくらいの値付け。ぼくのフライトジャケットやグレゴリーのバックパック類、Garminのランニング時計が寄与した。
夕餉は、冷奴、大根の皮のきんぴら、ポテトサラダ、味噌汁(小松菜・シメジ・油揚げ・豆腐・玉葱・人参)、かぼちゃのコロッケをのせた玉子丼、赤ワイン、ウィスキー・オンザロック。食後にコーヒー、チョコレート。
深夜に目が開く。『失われた時を求めて』の著者の名前が浮かばない。なぜ去来したのかわからない。そんな愚問をうっちゃろうとして、逆に取り憑かれる。枕元のスマホを使えば10秒とかからない。それが癪に触る。
どれくらい悶々としただろう。チョーサーがしきりと出てくる。なぜなんだと自問する。声に出そうになる。空が白んできたような気がする。妻の寝息が恨めしい。
諦めてスマホを手にするのにどれくらい費やしたのだろう。まったく。今、これを書いているときにも、その名がまた出てこない。『カンタベリー物語』の著者が横からしゃしゃり出てくる。イギリス人らしい意地悪ではある。
癪に触るから、今度は調べない。
今年の大嘘は、誰がついたのか。ニュースになったのだろうか。