愛するためにできること

 

 

 

 

 


晴れ。9度。
7時に起きる。
朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナとリンゴ、サラダ(サニーレタス・キャベツ・ニーズ・カニカマ・バジル)、味噌汁(菊芋・ネギ・油揚げ・豆腐・玉葱・人参)、ハムと卵焼きのトーストサンドイッチ、アールグレイ。食後にコーヒー。
札幌から親戚の香典返しが届く。姉と電話で話す。連名で手紙をしたためることに。
あるところまでは片付くのに、その先が途切れる。ぼくも妻も詰めが甘いのだ。片付かない引越し荷物がそこここに残っている。ぼくにある自覚は、妻にもあるだろうか。ぼくがその種の病に罹っているとしたら、妻のも重症にちがいない。その自覚が妻にあればいいけれど。出しっぱなしのものがそのままで、いつまでもそこにある。しつこく言うと機嫌を損ねる。妻はそういうたちだっただろうか。それが思い出せない。
昼餉は、コンソメスープ、ソーセージと玉葱をのせたピザトースト、コーヒー。
大谷翔平選手の通訳が球団から解雇された。ギャンブル依存症が原因という。本人が試合後のクラブルームで選手たちにそう語って去ったと報じられている。彼の苦しみは、依存症に罹った人でなければわからない。金額の大きさは病の深刻さを物語っている。
大谷さんは負債を肩代わりしたと報じられている。真偽は詳らかにならない可能性が高い。球団の弁護士や大谷さんの弁護士がよってたかって真実を見えなくすると思う。そういう利害はシビアに隠蔽される。大谷さんには、これからも巨万の富に群がる輩があとをたたないだろう。
なんにせよ、不法賭博の胴元に大谷さん名義で7億円近い送金があったのは事実らしい。それをどう糊塗するのだろう。通訳は、自らの罪が重くなるような発言をして前言を撤回した。大谷さんは、違法賭博のことはなにも知らなかったというのだ。
17番を背負っていたドジャーズの選手が彼の妻とともに、その番号を大谷さんにあげるから、チームに来てと懇願した。大谷さんは意気に感じて、その妻にポルシェをプレゼントしたという。美談として語られがちだが、ぼくの違和感は喉に刺さった小骨のように尾を引いている。
どんな背番号だろうが、与えられたナンバーでベストを尽くす。それが野球を愛することではないかと思う。
夕餉は、小松菜のお浸し、蓮根・人参・こんにゃくの甘辛煮、餃子・小籠包・春巻き、味噌汁(ネギ・菊芋・油揚げ・豆腐・玉葱)、玄米ご飯、赤ワイン。