夕暮れの公園で

 

 

 

 

 

 

晴れ。12度。ありがたい温かさ。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、サラダ(キャベツ・大根・チーズ・カニカマ・バジル)、味噌汁(シメジ・大根・ネギ・人参・玉葱・ジャガイモ・油揚げ・豆腐)、卵サンドイッチ、アールグレイ。食後にコーヒー。

散歩の途中、妻と公園のベンチにすわり、淹れてきたコーヒーを飲む。目の前で二人のこどもがサッカーボールを蹴っている。その姿を若い母親が見守っている。往還するボールを見ながら、僕は妻にさまざまなことを語る。そして、謝った。これまで生きてきた時間の多くについて、万感の思いを込めて。なにはともあれ、気づけてよかったと。

妻はなにごとかポツリと呟いて、目を潤ませた。それが昨日の夕方のことだ。

かけがえのない時間は、自分たちで作るしかない。そこに温かい食事や和やかな語らいがあるとは限らない。往々にして、僕らは取り違えている。あらゆることの順番というものを。

散歩がてら、家電店へ。プリンタのブラックインクを求める。互換のリサイクルインクはそこそこの値付け。まとまった書類を妻が印刷していく。

昼餉は、シャケのクリームパスタ。

妻は横浜へ。クワイアの歌い納め。夜遅くに帰る。清々しい顔。

僕はなんだかよくわからないSF映画をNetflixで観ていた。ザック・スナイダー監督が手がけた『REBEL MOON パート1 炎の子』は、黒澤明監督『七人の侍』から影響を受けて作られたらしい。物語自体は『Star Wars』の亜流だ。全編に漂う既視感と闘いながら観ることになる。金をかけたB級ほど手に負えないものはないのだが、これは最右翼かと思う。パート2も来年に完成する。

一人の夕餉は、ポテトサラダ、野菜とハムの中華炒め、味噌汁(豆腐・油揚げ・玉葱・人参・ネギ)、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。食後に、アイスクリーム、チョコレート。