Rough and Rowdy Days

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れ。23度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ・リンゴ、サラダ(キャベツ・レタス・トマト・カニカマ・バジル)、味噌汁(カボチャ・シメジ・人参・油揚げ)、トースト。食後にコーヒー。

火災警報器の点検に業者が訪う。

扇風機を片付けるも、僕は相も変わらず麻の短パンにポロシャツで動き回る。裸足がちょっと気になるようになった。

ボブ・ディランの『Rough and Rowdy Days』を聴き続ける。ブルーズが何曲か入っていて、コッテリしているようであっさりしている、表裏の共存と簡単には言えない塩梅。歌詞に盛られた毒は、世界を6周してからやっと体に回る狡猾さで、僕らのそばで生きているようでいて、もっとも遠くへ連れ去ってくれる。清らかさと毒々しさ、正しさと偽り、軽蔑と尊敬――どちらか一方でなく、両端のあいだに存在している無限に分割できる点を数えていく徒労感を携えている。ずっと歌いつづけてきたシンガーの凄みしか、もうそこにはないようでいて、今日もどこかで歌っている確かさがある。

言葉が出なくなっていく。

昼餉は、妻の作ったパンケーキ、アールグレイ。

ジョギング、6.05キロメートル。夏のあいだ、決して見ることのできなかった6分/kmというピッチがログに表示される。季節が移ったことを数字が教えてくれる。

夕餉は、冷や奴、マカロニサラダ、シメジとモヤシのソテーを添えたブリの照り焼き、味噌汁(カボチャ・シメジ・人参・油揚げ・豆腐)、玄米ご飯、ウィスキーハイボール。食後にクッキー、コーヒー。