弱き音の……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れ、のち曇り。33度。

7時に起きる。

朝餉は、バナナジュース、レタス・キャベツ・キュウリ・チーズ・カニカマ・バジルのサラダ、味噌汁(エノキ・玉葱・人参・油揚げ・キャベツ)、トースト。食後にコーヒー。

妻は友人の舞台を観たり博物館へ行ったり。夜に戻る。お土産は塩博物館の塩飴。美味。

NHKの将棋と囲碁トーナメント。里見香奈女流5冠も、辻󠄀篤仁4段も、中盤で読み誤る。その手と前後の数手。ああ、負けたなと思う。僕が思うくらいだから、お二人は確かに感じていらっしゃるはず。挽回しようとして、さらに裏目を引く。その様子をつぶさに見ていると、勝負とは引き寄せるものだと痛感する。

どうしてか。負けようとしている自分を、己れが引き寄せている。

昼餉は、チーズのサンドイッチ、コーヒー。

ジョギング、6.57キロメートル。

NHK EテレでN響の第1988回定期公演を聴く。ジャナンドレア・ノセダの指揮、庄司紗矢香さんのヴァイオリンで、レスピーギの『グレゴリオ風の協奏曲』。彼女の弱音の美しさはたとえようもない。息を呑んで、呼吸を忘れてしまう。アンコールで弾いた、バッハの無伴奏のためのパルティータ第2番のサラバンド、その消える瞬間の音のもの凄さよ。

彼女は、録音にもうすこし力を入れるべきかと思う。ヨーロッパを中心にコンサートは目白押しだが、アルバムは数えるほどしかない。もったいない。

一人の夕餉は、アーリオオーリオ・ペペロンチーノ、ウィスキー・オンザロック、アイスクリーム。