上等なものはない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曇り。25度。

6時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、レタス・キャベツ・コーン・トマト・バジル・カニカマのサラダ、味噌汁(玉葱・小松菜・人参・油揚げ・豆腐)、レタス・ハムのトーストサンドイッチ、アールグレイ。

妻は御殿場へ。ランチに卵サンドイッチを持たせる。1泊2日でクワイアの稽古。コンサートは来月だ。戻りは明日の遅く。

ジョギング、6.65キロメートル。

昼餉は、ミルクをかけたシリアル、ザクロ酢のジュース。

起業家を目指す若い世代を対象にしたソフトのアイデアコンテストは、審査する側も応募する側もちょっと勘違いしているフシがある。ゼロからの発想が上等であるかのような、言葉にはしないのに、誰もがそう思っている。

既存のシステムとかサービスになにかを付加したり、分かりやすくしたり、隣り合う領域をつなぎ合わせたり、雛形を応用したりといったことは誰にでもできると思っている。口にこそしないけれど、それは自分たちがすべきことではないと決めている。

そういう空気は、すぐわかるものだ。

この国のソフト開発力はメニューの構成を見ればわかる。使い始めと、使い込んでからとではアプローチが異なる。そうしたことまで考えている構造はまず見当たらない。

マイナンバーのポータルサイトとかコロナウイルスのワクチン接種予約サイトは、受注する開発会社のインプリメンテーションに対する企画力がどんなものかよくわかる。

国民が等しくログインするサービスの窓口はどうあるべきだろう。属性がバラバラの国民を相手にするとき、心がけておくべきことはなんだろう。

ちなみに、上記2つのサイトのログイン画面には肝心なことが抜け落ちたままだ。

夕餉は、ナッツ、シリアル、コーヒー。

アイデアを勘違いしないでほしい。

アイデアは、暮らしの中に埋もれているものだ。ゼロから生まれるアイデアはひとつとしてない。そういう諦観から出発することが、上等なことだと思う。