気づかないこと

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れ、のち曇り。18度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ・リンゴ、グリーンリーフレタス・キャベツ・ゴーダチーズ・カニカマのサラダ、味噌汁(玉葱・人参・ネギ・白菜・油揚げ・豆腐)、チーズ・卵焼き・ハムのトーストサンドイッチ、アールグレイ。

妻はクワイアの稽古やら。夜遅くに戻る。

ワールド・ベースボール・クラシックは日本が優勝した。大谷翔平が9回にマイク・トラウトを三振に取って終わった。

MLBを国別にして、足りない分は国内リーグから補充するこの大会が、この時期に行われることの意味が、僕にはよくわからない。

決勝へ向けてWBCの事務局は、ギリギリになって対戦カードを仕組んだ。それに伴って、メキシコがどんなに不愉快な思いをしたことか。なぜメディアはそういうことを報道しないのだろう。

そういう恣意を許すということが、WBCというゲームの素性を物語っている。

そういうこととは別に、プレイした選手たちは素晴らしいものだった。

ジョギング、12.08キロメートル。桜の花が咲いている。

少しずつ負荷をかけていく。負荷はやがて快感へと風景を変えていく。苦しみからしか、真の喜びは得られない。わかりきった事実は、負荷をかけない限り知られることもない。

わかりきった事実に気づかない。人生にはそんなことがたくさんあって、この歳になって震撼とする。

夕餉は、お握り、塩ラーメン、赤ワイン。

大きな仕事ができなかった招集選手のことを思う。ほんのわずかの機会に、思ったようなプレイができなかった選手もいただろう。

彼らにこそスポットライトを当ててくれ、と思う。