その目は節穴

 

 

 

 

 

 

 

 

雨。19度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ・リンゴ、グリーンリーフレタス・キャベツ・ブロッコリー・ゴーダチーズ・カニカマのサラダ、味噌汁(玉葱・人参・キャベツ・白菜・ネギ・油揚げ・豆腐)、ハムと卵焼きのトーストサンドイッチ、アールグレイ。

大貫妙子とか原田知世の歌を聴いていると、巫女を思い浮かべてしまう。透き通っていて、抑揚がなくて、儚げでいて、でも芯がある。

日本の女はだいたいにおいて巫女である。天照大神が女なのだから、日本の女はみんな仕えていることになる。だから、巫女である。

この国に生まれて心底よかったと思えるのは、日本の女がみんな巫女として生まれ、そのことに疑念を差しはさむことを露ほども考えていない、そう見えるからだ。

男には内緒にして、女は女の子へと、代々そのことを無言のうちに伝えていると、僕はいつからか信じるようになった。

それが、この国に脈々と流れている唯一にして無二の真実だ。

僕はこの一点において、誰の意見や忠告にも従う気はない。

昼餉は、春キャベツ・人参・ハムのアーリオオーリオ・ペペロンチーノ。

それはずいぶんと荒唐無稽なことですね――。

なんと言われようが、それでけっこうである。

だがこれだけは言っておきたい。この世は荒唐無稽なことばかりである。そうではないことは数えるほどしかないのだ。

そんなことにも気づかず、これまで生きてきたのかい、あんたの目はどこについている。

夕餉は、ほうれん草のお浸し、中華風野菜炒め、焼き塩サバ、味噌汁(玉葱・人参・ネギ・白菜・油揚げ・豆腐)、玄米ご飯、赤ワイン。

AppleはOS群のパブリックベータ・プログラムを更新して、RC版をリリースした。正式版まであと少し。