頑なな記憶

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れ。10度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナとリンゴ、キャベツ・モヤシ・人参・小松菜・カニカマ・油揚げの卵とじ、味噌汁(大根・人参・小松菜・白菜・油揚げ・豆腐)、バタートースト。食後にコーヒー。

まだ寒い。けれど、もう少しこの季節が続いてほしいと、どこかで思うようになった。

他方で待ち焦がれているのは間違いない。でも、まだこの季節を味わい尽くしていない。かじかんで、ふるえて、手足の感覚が失せて、鼻水がツツゥーっとたれて。

北では雪と闘っている人がいるというのに。

昼餉は、マクドナルドでフレンチフライ、紅茶。

神様が隣に居たころは、うたがうという働きがヒトにはそなわっていなかった。うたがいはじめるようになったのは、文字ができてからだ。

言葉が雲散霧消していたころは、そこにとどまる言霊をつかまえるだけで精一杯だった。

ちょっと想像してみる。

でも、もう想像できなくなっていることに気づく。

1歳の僕らにはできたことが、今はできない。

夕餉は、佃煮、納豆、きんぴらごぼう、焼き鮭、味噌汁(大根・玉葱・人参・キャベツ・白菜・油揚・豆腐)、玄米ご飯、赤ワイン。

 

生まれつき持っていたのは、どんなことだったろう。