その力の湧き出ずる源とは

 

 

 

 

 

 

 

晴れ。28度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたリンゴ、味噌汁(玉葱・人参・油揚げ・豆腐・小松菜)、卵サンドイッチ、豆乳、コーヒー。

NHKの将棋トーナメント(囲碁は子どもトーナメント)。

余市の菩提寺、ご縁さんに電話。ほのぼのした声は変わらず、お元気の様子。

昼餉は、妻の作った焼きそば。

山下達郎さんのサンデーソングブックが30周年とかで、第1回目と同じ曲をオンエアした。「30年前も今もまったく変わらない選曲です」と彼が自虐気味に(でも愛おしそうに)話す。

当時はCDが登場したばかりで、ワウフラッターもノイズもなく、ぞんざいに扱っても音質は変わらず、CDの登場は衝撃だったのに、今はそれらの長所が逆に音楽を矮小化したと思われている。

ストリーミングになってFM放送の音楽文化も変容したし、アルバムの持っている作品性も破壊された。ミュージシャンは、プレイリストになって解体され統合され、ライブラリに押し込められつつある。

イントロだけで取捨選択されるので、すぐ歌が始まる。過去も現在も大きな鍋で煮て食される。オールディーズが新曲のように聴かれる。新曲がかえって古臭くなる。

roonが登場してディスコグラフィーが整備されなければ音楽の文化性は崩壊していた(roonが登場しなければ崩壊は続いているところだが、それをまさに崩壊と呼んでいいかはまた別の話だ)。

僕らは、音楽を切り刻んだ。長所短所が入れ替わった。レコードが生まれた時に変容した音楽は、再生芸術となり、さらに姿を変えつつある。

この先は、まったく見通せない。

だが、音楽の持つ唯一無二性は、微動だにしない。

夕餉は、冷奴、納豆、カボチャの甘煮、厚揚げと小松菜の煮浸し、焼き塩鯖、味噌汁(小松菜・人参・玉葱・油揚・豆腐)、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。食後に花林糖、ほうじ茶。