2人に思うこと

 

 

 

 

 

 

曇り、のち雨。22度。

7時に起きる。

朝餉は、味噌汁(小松菜・ネギ・油揚げ・ジャガイモ・豆腐・玉葱・人参)、豆乳をかけたシリアル。食後にコーヒー豆乳。

ドラマで国家元首を演じた俳優をまさに大統領に推そうとするとき、ウクライナの人々は今日のことを見通していたとは思えない。

だが今、ゼレンスキーという男は国民の期待を一身に背負っている。絶望が押し寄せてきても、それを受け止めている。国民の絶望がどれほどのものか、ゼレンスキーには見えている。役目をわかっている。

我が身を狙われている。極限の状況に身を晒すリーダーは、この世界に数えるほどしかない。その一人として、世界の目が注がれていることを男はよくわかっている。並大抵の度胸ではない。

ウクライナの人々には、今日の彼が見えていたのか。そのことを、ウクライナの人々が自問する日が来るといいなと思う。自問できるのは、得難い時間なのだから。

カリタに注文していたウェーブドリッパーのペーパーが届く。このあたりの店で売っているのを見たことがない。

淹れたコーヒーのことで妻がいくばくかの感想を口にすることは滅多にない。うまいまずいを口にするのはみっともない、彼女はそう信じているようにも見える。でも今日は、自分から口にした。

昼餉は、妻の作った野菜たくさんのきしめん。

侵略を命じたもう一方の男は、まったく逆の視線に晒されている。彼は、そのことをわかっているだろうか。だとしたら、彼の神経も並外れていることに変わりない。その根が複雑に絡まっている滋養が狂気だとしてもだ。

妻と歩いて市役所へ。整地した土地の水道の休止申請を。

降ったり止んだりの空。

鯖江のメガネ職人さんから葉書。和菓子の返礼。桜の絵葉書に青いインク。

夕餉は、麻婆豆腐、味噌汁(ナメコ・ネギ・油揚げ・豆腐・玉葱・人参・ジャガイモ)、ご飯、ウィスキー・オンザロック。食後にコーヒー、クッキー。