戦争がはじまった

 

 

 

 

 

 

晴れ。7度。

8時に起きる。

朝餉は、バナナ、リンゴジャムを挟んだロールパン、アールグレイのミルクティー。

米国の株式市場が下がり続けている。原油価格が上昇している。

昼餉は、クリームシチュー、ロールパン。

ロシアがウクライナ全土に軍事侵攻を始めた。自由主義陣営は一斉にプーチン大統領を非難している。追加の制裁は経済が主だが、EUではそうした効果を疑問視する国もある。

クリミア半島を併合したやり口を思い起こすまでもないが、プーチンはウクライナを領土だと思っている。

欧州やロシア、それに軍事や国際問題の専門家の予想はことごとく外れた。この国の専門家の言説は、いまだに当てにならない。事実と予測を混同しているし、どこまで事実なのかさえわかっていないように聞こえる。

プーチンの出方がわからない、と彼らは言う。

プーチンは、ウクライナ政権によってジェノサイトにあってきた人びとを救う、と言っている。この言葉は、政権を転覆させて傀儡を作ることを示唆している。対象は、東部の新ロシア地域に限ったことではない。

侵略は、多くの場合、護るという行為が前提になっている。

夕餉は、クリームシチューのパスタ。

プーチンは、大きな核戦力を持っていることを表面して(今さらだが)、ロシアの軍事行動を阻止するものは、多大の犠牲を払うことになると警告した。ボタンを押すぞ、と脅している。

その前に、NATOはウクライナへの軍事介入はしないと言明している。NATO加盟国ではないからだが、プーチンはそれを予想していたと思う。それでも、彼はボタンを押すぞと改めて言った。