晴れ。19度。
7時に起きる。
朝餉は、ポテトサラダ、きんぴら、ベーコンと野菜のスープ、トースト、紅茶。食後にコーヒー。
分析した嗜好からプレイリストを作ってくれる——Spotifyが新しい機能をリリースしている。そんなのは、今さらという気もする。
雛形をいくつか用意しておいて、類型化したユーザーごとに配信するくらいのことじゃないかとさえ思う。微妙に異なるというより、ほとんど同じというところがミソじゃなかろうか。
逆手に取れば、トレンドを作り出すこともできる。
それをAIでさらに分析して、結果をフィードバックして——そんな解析をぐるぐる回転させ続けると、流れを作り出すことは簡単にできる。
自分好みのプレイリストを、最初は喜ぶかもしれない。ほんとはいいお世話なのに、誂えてくれている気分がする。ただの類型化なのに、世界に一つだけの花の気分が味わえる。
ここで言う未来的ということは、うざったいということと同じ意味なのだと気づくのに、どれくらいの時間がかかるだろう。
昼餉は、ポテトサラダ、きんぴら、ご飯、シリアル。
無限のパターンが作れる。それは、類型化のパターン・フォーカスの幅が広いということでしかない。今では一瞬にして演算できてしまう。
新しいことほど、演算されている。実のところ、新しさは詰まらない。
逆にいえば、不可逆な古い物事ほど閾値が低くて面白い。何かが生まれる根っこのところのエントロピーに変化はないのだろうが、その直後から恣意の介入が始まる。それが物事をどんどん詰まらなくしていく。
高速に演算できる物事は、詰まらないものだ。
夕餉は、カップ麺、赤飯のおにぎり。
Appleは、OS群のパブリックベータ・プログラムを更新してβ6をリリースした。