暮らす場所さがし

 

曇り、ときどき雨。33度。

7時に起きる。妻は早くに起きて散歩へ。

朝餉は、ヨーグルトと蜂蜜をかけたバナナ、レタス・パプリカ・キュウリ・カニカマ・コーンのサラダ、モヤシ・シメジ・玉葱・人参のソテーを添えた目玉焼きとハム、トースト、ミルク、麦茶。

磨いたり、拭いたり、洗ったり、擦ったりしている姿を数秒単位で流すコマーシャルが流れている。最後に「無印良品」のクレジットが出るだけ。音楽が流れるほかに言葉はない、不思議な15秒だ。誰もが、自分の姿をそこに投影して見る。日本人は掃除し続ける。その姿を喚起して、無印良品は普通の暮らしに寄り添っていくのだというメッセージを送っている。

妻を乗せて長浜から彦根へ。あっちこっちの家を見ている。今どきの新築より、リノベーションを施せる家を中心に。平屋はこれから増えるのだろうが、今は見つけるのにも時間がかかる。ちょっと広めの敷地がなければ平家はかえって窮屈に見える。横方向が強調されるからだろう。縦方向が欲しければ、それは軒下より高い樹に任せたい。ニレやカツラといった広葉樹を植えると収まる気がする。

昼餉は、マクドナルドでフレンチフライ、チーズバーガー、アイスコーヒー。

ラッシュの様子にナレーションが被るコマーシャルが流れている。通勤をがんばらせることは必要ですか?と。経営者に向けたメッセージになっているが、それはサラリーマン全般への投げかけでもある。広告主はサイボウズだからCMには直截な意図があるが、これはこれで時宜を得ている。

辞めようとしている首相が主導した働き方改革は、ウイルスによって現実になる。トリガーは禍だったが、それでも端緒を開いた。顔の見えない役人の音頭では誰も踊れない。

札幌の姉から電話。父が入院したと。軽い脱水症状とか。誤嚥の肺炎もあるらしい。リハビリを兼ねているという。腰を痛めた姉の声に疲れの色。無理もない。

夕餉は、冷奴、キュウリ・カニカマ・ワカメの酢の物、シメジを添えたデミグラソースで豚ひき肉とオカラのハンバーグ、味噌汁(ジャガイモ・人参・玉葱・ほうれん草・豆腐)、玄米ご飯、ヨーグルト酒、麦茶。

虫の音。少しの涼。

 

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