啓示と曲

 

晴れ、のち曇り。26度。

7時に起きる。

朝餉は、ひじき煮、ポテトサラダ、サニーレタス・トマト・キュウリのサラダ、トースト、ルイボスティ。

量の少ない朝餉に続いて、軽い断食を。

蜜蜂を飼いながら、野菜を作る。

暮らしていくのに、これからも必要なのはそれくらいかと思う。どこで暮らそうと、それは譲らない。そんなことをぼんやり考えている。

世界中が家で過ごしているこの頃のことは、ちょっと大袈裟なのだが、蜜蜂と野菜でしか答えが得られないような気がしている(たしかに大袈裟だ……)。僕らに啓示を与えてくれるものは数多あるというのに、よりによってこの時期に、なんで蜜蜂と野菜なのだ。そんな一人ツッコミをしたくなるが。

昼餉は、妻の作った小豆餡で、皮を焼いたどら焼き、コーヒー。

蜜蜂と野菜については、あれこれと語りたくない。口にすることで、なにかを失う気がする。

リリースされたばかりの曲『Inside Friend』は、Leon BridgesとJohn Mayerのコラボレーション。この時期らしい歌詞と、瞑想感漂う不思議なメロディが頭で鳴り続けている。

昨日、どら焼きの皮を焼きながら、このメロディが頭を侵していくのを許していた(Leon Bridgesとどら焼きの皮、これだけでも十分キケン水域だと思うが)。

頭に侵入するいかなるものも排除する。歳を取ると、いつの間にかそれが習い性になるのに、この曲はなぜか満ち溢れていくのを眺めたくなる。

あと2ヶ月もすると、人々は夏空の下へ飛び出していく。

それと同時に、この曲は日差しに溶け、いつの間にか、姿をくらます。チャートにも、顔を出さない。

ずっと頭に鳴っている僕のような連中は、溶けた日差しに目を細める。

夕餉は、コロッケ、蓮根揚げ。

 

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