父のいぬ間に、ひと工事

 

曇り、ときどき雨。17度。

6時に起きる。

朝餉は、プレーンとブルーベリのヨーグルト、キュウリとカニカマの酢の物、大根おろしのナメコ添え、肉じゃが、さば味噌煮、味噌汁(人参・玉葱・サツマイモ・エノキ・油揚げ)、栗ご飯の残り。

父はデイ・サービスへ。

静かな時間が流れて、母と姉はうたた寝。

施工業者が訪う。1階の洗面台を交換する。ちょっと手間取って、2時間ほどかかった。家に入る工事はこれで終わり。

昼餉は、ミルク、菓子パン、栗ご飯のおにぎり。

母が、97から3を引いたら、と姉に聞かれて間違う、そして言い淀む。最後の最後にポツリと正解を。株式欄が大好きで、数字は任せろという人なのだが。

夕方、父が戻る。風呂に入って、詩を吟じて、ご機嫌だったが、家に帰ってから混濁。なにかを探して、しばし外へ出ようとする。ドアのチェーンが外せない。そのうち、何をしていたのか忘れてしまう。

夕餉は、ダージリン、きのとやのバースデイ・ケーキ。

洗面台が新しくなって、父が戸惑うかと思いきや。でもいつか、気になる日が来ないとも限らない。

姉は、両親の記憶が失せていく日々に寄り添っている。

このモノトーンの日々がいつまで続くのだろう。信仰に身を寄せている姉のことをどうしたものかと。