曇りのち雨。14度。母の誕生日。
6時に起きる。
朝餉は、赤・白ブドウ、キュウリとカニカマの酢の物、ナメコをかけた大根おろし、ナスのお浸し煮、ベーコンとほうれん草のバターソテー、マグロの刺身、味噌汁(人参・玉葱・小松菜・エノキ・ラクヨウ・油揚げ)、栗ご飯。
たくさん作って、それをちまちました小皿に盛り付ける。量は、見た目以上にない。腹七分目くらいが理想だが。
昼餉は、エビ天かす・竹輪・ネギをのせた暖かい素麺。
注文しておいた誕生ケーキが届く。
夕餉は、果物のケーキ、シードル、握り寿司。二人に花束。
明日が誕生日の父は前倒しで。
母は94歳に、父は97歳になる。体はポンコツだが、とりあえず元気だ。
長く生きることについて、僕に感慨は何もない。養生らしきものはしているが、それは長生きのためではない。走ることも、マッスル・トレーニングも、気持ちいいからやっている。軽い状態に体を維持していると気分がいい。養生は本来、そんなものかと思う。
美味いものを腹一杯食べたいと思ったことはないし、まだ見たこともない世界や景色に強く憧れることもない。ただ、まだ巡り会っていない表現とか、言葉、音楽、映像、道具はつねに求めている。それを生み出した人に強い興味があるし、できうることなら、自らの手で生み出したいと希求してもいる。
長生きしたい、と思ったことは一度もない。
父母はよくぞ生きている、とは思う。