旬の味

 

おおむね晴れ。15度。

6時に起きる。

朝餉は、柿、マカロニサラダ、キュウリとカニカマの酢の物、大根と厚揚げの煮物、豚肉の生姜焼き、味噌汁(人参・さつまいも・玉葱・エノキ・らくよう・油揚げ)、ご飯。

NHKの将棋と囲碁トーナメント。こんな毎日でも、見られるだけラッキーなのだと思う。

そういえば、こちらに来てからウィスキーを飲んでいない。手に入りにくい竹鶴12年が棚にあるというのに。飲め、と姉が勧めてくる。

昼餉は、プリン、オレンジジュース、ピザトースト。

買い出し。ホームセンターでKure 5-56も。食器棚の軋みが消えた。フランネルの白い格子じまのシャツもついでに。

女房の友人は元介護士で、彼女の助言によれば、父は精神科を受診して認知症の確定診断を受ける。同時に地域包括支援センターを通じて、特養の申し込みもする。地域によっては、ケアマネを通さずにセンターへ行って手続きできることもあると。

キノコやら、ブドウやらを近隣の皆さんから頂戴する。旬のものばかりで、香り高く、上手い。

夕餉は、しみ茸のソテー、焼売、鳥の照り焼き、おにぎり、中華スープ、赤ブドウと白ブドウ。

家を離れれば、父の言動が荒れるのは目に見えている。姉の体の負担も減らしたい。どちらかではなくて、両方とも満たす条件は僕がここにい続けることかもしれないが。

僕の存在について、我慢できる父の臨界点は誰も知らない。本人にさえ。