何も解き放っていないのに?

 

晴れのち曇り。28度。

8時に起きる。

朝餉は、バナナ、レタスとパプリカ、トマト、竹輪のサラダ、味噌汁(人参、カボチャ、エリンギ、豆腐)、ハムと目玉焼き、紅茶、ミルク。食後にコーヒー。

昨夜、床に就いてからアーマッド・ジャマルのフランスでのライブを観たのが運の尽きだった。PoincianaとかAutumn Leavesの独特のリズム感、テーマの奏で方、省エネルギーで多弁というスタイル。幾つになっても、形容しがたいほど彼はジェントルなんである。感じ入って寝過ごす。

ジョギング用のシューズに穴があく。立て続けに二足。かれこれ10年、少しずつ代わり番こに履いてきた。以前は踵が極端に擦り減ったものだが、今は爪先から減る。フォアフットになったら変わった。この手の靴は踵が分厚くできている。困ったものだ。

女房に頼んで赤いシューズを家から持ってきてもらうことに。

昼餉は、バナナとコーヒー。

11キロをジョグ。

本を求める。谷川俊太郎著『谷川俊太郎質問箱』(Hobonichi Books)、サン=テグジュペリ著、谷川かおる訳『星の王子さま』(ポプラ社)、サン=テグジュペリ著、野崎歓訳『ちいさな王子』(光文社古典新訳文庫)。

8冊目にしてはじめて、書名が原書に忠実な『ちいさな王子』(残念なことに、ほかもすべて内藤濯さんに忠誠を誓っている)。その代わりに、表紙は意味不明の新訳文庫の抽象画。誰が読むのかまで斟酌したとあとがきにあるのに、表紙がこれでは。

夕餉は、サバ味噌煮、鳥バラ肉の野菜炒め、味噌汁(人参、カボチャ、豆腐)、玄米ご飯。食後にコーヒー、アイスクリーム。

映画は、ポール・バーホーベン監督『ELLE』。セザール賞作品賞を取ったフランス映画。主演のイザベル・ユペールの演技はずいぶん評価を得たらしい。フィリップ・ジャンの原作『Oh...』の映像化。性向と嗜好が交錯したプロットだが性について新たなことは、この映画ではなにも語られていない。性については出尽くした、と世間では思われている。それを否定するものは世に出ていない。

 

f:id:Tosshy:20190620095955p:plain