その本は僕の本棚へ

 

晴れ。29度。

7時に起きる。

朝餉は、サニーレタスとパプリカ、キュウリのサラダ、ほうれん草とベーコン、もやしのバターソテー、味噌汁(人参、玉ねぎ、豆腐、ワカメ)、トースト、リンゴとバナナ、アールグレイ、豆乳、コーヒー、チョコレート。

シューベルトのピアノ・ソナタをヴィルヘルム・ケンプの演奏で。

すると、どうしたって欠番が聴きたくなる。でも、かのアンドラーシュ・シフ先生でさえ、10番は収録していない。楽譜が見つかっていないのだから、それは当たり前だが、欠番も聴きたいと思わせるこの芳しいソナタ集のほぼ全貌が日の目を見ることになって僕らはその労力に感謝せずにはいられない。

未完成が代名詞みたいなシューベルトなのに、それを憎めないのは、遺された楽譜がこよなくチャーミングな音の連なりによって埋め尽くされているからだろう。

昼餉は、ざる蕎麦。

女房が処分しようとしている本から何冊か抜き取る。互いにこれをやるものだから、捨てたつもりが元の棚にいつの間にか収まっており、背表紙が快哉しているように見える。

夕餉は、もやしサラダ、キャベツ添えコロッケ、味噌汁(人参、揚げ、玉ねぎ)、女房が作ったオムレツ。

驚いたのは、自筆のサインと絵が添えらたジャック・マイヨールの単行本が紛れ込んでいたことだ。わかっていて処分するとは、女房もなかなかの玉ではある。

 

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