どこまでも優雅

 

曇りのち日差し。9度。

6時に起きる。

朝餉は、ニンジンのグラッセ、薩摩揚げと目玉焼き、味噌汁(人参、玉ねぎ、揚げ、ワカメ)、玄米ご飯、コーヒー、白湯。

女房は出勤日。

10キロをジョグ。菜の花が眩しい。雪化粧の伊吹山。天の川堤の桜は蕾がはち切れんばかり。

昼餉は、オールドファッションド、ミルク。

NHKの囲碁トーナメントは井山裕太選手権者を一力遼八段が中押し勝ちで下し初優勝を決めた。序盤の左辺の攻防は見応えがあった。読みの確かさもあるが、一力八段には気っ風というものを感じる。切れ味の鋭い刃物を見ているようでもある。タイトルを取って、堰を切ったように勝ち続けるやもしれぬ。

夕餉は、ステーキ屋でサラダ、サーロイン。

ウィスキーを求める。バランタインの12年。体調によって、この酒は味がころころ変わる。

Ahmad Jamalのライブはこれと『At the Pershing』に尽きる。’58年にこのスタイルで演っていた。それは、もの凄いことだと思う。いきなり’58年にこのスタイルになったわけではない。脱帽である。

意地悪な見方だが、Miles Davisはトランペットでこのスタイルを真似ていると思う。この節約モードは張り詰めている。張り詰めているからこそ、優雅なのだ。一見すると関連しないようだが、白鳥を見たまえ。見えない水面下の足の動きを。

 

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