小さく、銘じること

 

曇り。11度。冷たい風。

8時に起きる。

朝餉は、りんご、ウィンナーソーセージとハム、野菜の卵とじ、味噌汁(人参、豆腐、ネギ)、トースト、アップルティ。

荷造りして米原へ。東海道線ほぼ各駅停車の旅。昼前に家を出て、着いたのは夜10時前。腰が痛む。

ずっと曇りで富士山は見えず。沿線の桜は蕾。ハクモクレンやコブシが満開だ。

昼餉は、戸塚でかき揚げそば。豊橋で求めたずんだ餅、小豆ロールどら焼きを車中で。

雨戸を閉めきっていた家は、まだ冬の空気が残っている。

夕餉は、即席の焼きそば、ずんだ餅、白湯。

週末の車中は午後ずっと混んでいた。家が近づくと、気配は消えて窓ガラスにがらんとした車中が浮かぶ。隣の女房は通信講座のテキストを広げたまま目を閉じている。

クルマなら夕方に着いているが、こうして町々をのろのろ通り過ぎていくのは贈り物なのだ。

手間がかかること、遠回りすること、効率には頼らないこと、自分の躰を使うこと、人後をよしとすること、どちらか選ぶなら人が選ばないほうを--何事もそうであるように。

流れていく景色を眺めるともなしに。

 

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