Big FishとMockingbird

 

 

 

 

 


晴れ。16度。
7時に起きる。
朝餉は、サラダ(サニーレタス・キャベツ・大根・チーズ・カニカマ・バジル)、味噌汁(菜の花・玉葱・人参・油揚げ・豆腐)、たまごサンドイッチ、アールグレイ。食後にコーヒー、どら焼き。
妻は残り1枚となった青春18きっぷを使い切る小さな旅へ。栃木県の足利あたりをめぐって、夜に戻る。
映画はティム・バートン監督『ビッグ・フィッシュ(原題:Big Fish)』。原作者のダニエル・ウォレスは奇想天外な物語の旗手らしい。寡聞にして知らなかった。ディム・バートンが原作に魅了されたのはとてもわかる。ウォレスの育ったアラバマあたりでは、こういう物語が今も語られている感じがする。なぜだろう。ハーパー・リーの書いた『アラバマ物語』がすぐ思い起こされるのは、なによりアティカスを演じたグレゴリー・ペックが脳裏に深く刻まれているせいかとも思う。アラバマの風物が映画では魅力的に描かれていた。『Big Fish』は実際にアラバマで撮影されたのかわからないが、『アラバマ物語』のほうはすべてがセットだと言われている。映画しか見ていないので、原作を注文しようと思ったら暮しの手帖社版はすでに絶版になっており、早川書房が新訳を昨年に刊行したばかりだった。なんと、原作に忠実な書名が付いているではないか。これはこれでとてもいいことだが、簡潔なタイトルで生きてきたぼくらには若干の躊躇が残るのだった。こういうのを本末転倒というのだ。Mockingbirdはこの物語にとって大切なキーワードになっているというのに。
昼餉は、ピスタチオのスプレッドをぬった食パン、コーヒー。
夕餉は、シーフードヌードル、いなり寿司、ウィスキー・オンザロック。食後に歌舞伎揚、ルイボスティー。妻の土産の藤色まめはフラワーパーク限定という触れ込み。一個口に入れると止まらなくなる。