秋日の人もよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れたり、曇ったり。20度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ・柿、ウィンナーソーセージ・目玉焼き、味噌汁(シメジ・人参・玉葱・油揚げ・豆腐)、バタートースト、フルーツティー。食後にコーヒー。

NHKの将棋と囲碁トーナメント。どちらも見応え十分だった。羽生善治9段も豊島将之9段も、読みを入れたくなる局面で逡巡をものともせず戦った。羽生さんの度胸は最近とみに磨きがかかった。己れを鼓舞するかのように突進していく。最終局面で、詰さなければ負けというところを読み切った。指先の震えは中盤くらいから止まらなかった。勝ちを引き寄せてから震えるのは昔のこと。今は、鼓舞する時点から震える。

囲碁は、藤沢里菜女流本因坊が半目差で余正麒8段を退ける。最終局面まで、どちらが勝ってもおかしくなかった。度胸だけでは半目差を勝ち抜けない。彼女には、氷のように冷静な視線が備わっている。それも生まれつきのお祖父様からもらったぶんが半分と、対局をとおして根を生やしたのが残り半分だ。

昼餉は、玉葱・人参・キャベツのスパゲッティ・ナポリタン、コーヒー。

ジョシュア・レッドマンのアルバム『where are we』を聴いている。現代のジャズシーンに相応しい1枚。フューチャーされている女性シンガー、ガブリエル・カバッサの声を抜きには語れない。1曲目の『After Minneapolis』に持っていかれる。彼女の声とレッドマンの構成力。アメリカの街を音楽で巡る旅は、凛々しいのに甘酸っぱい。ヒロ・ホンシュクさんがこのアルバムについて書いている文章がネットで読める。この文章がとてもいい。

妻が高速バスで戻る。厚木あたりで事故があったらしい。小一時間の遅れ。

夕餉は、冷や奴、切り干し大根、マカロニサラダ、ジャガイモ・玉葱・人参のかき揚げ、味噌汁(シメジ・豆腐・油揚げ・ワカメ)、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。食後にでっち羊羹、コーヒー。