労作の本に、在庫疲れあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

降ったり、降らなかったり。26度。

6時に起きる。

朝餉は、レタス・キャベツ・大根・ツナ・カニカマ・バジルのサラダ、味噌汁(小松菜・シメジ・玉葱・人参・油揚げ・豆腐)、ブルーベリートースト、アールグレイ。

妻は、クワイアの稽古で早くに出かけ、夜遅くに戻る。重いリュックを背負い、大きな手提げを持った顔に汗が浮いている。荷物は舞台の仕込みに使う物なんかが入っている。

ジョギング、5.35キロメートル。雨が降りそうで降らない向こうの空を見つつ。

昼餉は、豆乳をかけたオールブラン、ザクロ酢ジュース。

古書が届く。

ピーター・トムプキンズ/クリストファー・バード共著、新井昭廣訳『植物の神秘生活(原題:The Secret Life of Plants)』(工作舎)

ミシェル・シュネデール著、長島良三訳『マリリン・モンローの最期を知る男』(河出書房新社)

 

どちらも500頁を超える労作。古書として売られているが、読まれた形跡はない。本に刻まれた時間が、新刊と呼ばせないなにかとなってあらわれている。けれど、具体的にそれがなんなのか分かりやすく指し示すことが僕にはできない。

想像の域を出ないけれど、棚卸しのたびに在庫の本は少しずつ疲れていく。俗にいうヤレというやつ。未読なのだから新刊とよんでさしつかえない。だが、たとえばAmazonの状態規定では新刊の範疇を逸脱してしまう本。そういう在庫の販売を古書扱いとして流通にのせている。そんな感じがする。

夕餉は、ラタトゥイユの残り、ざる蕎麦、赤ワイン、コーヒー。