ソマリア人のように

 

 

 

 

 

 

 

雨、のち曇り。14度。

7時に起きる。

朝餉は、ヨーグルトとリンゴジャムをかけたバナナ、冷奴、ウィンナーソーセージと目玉焼き、昨夜の味噌汁の残り、玄米ご飯。食後にコーヒー。

11月の気温とのこと。午後から10度近くに。

昨日からメインのメガネは、芯なしセルロイドのフレームに。サブは、七宝焼で覆ったフレーム。汗が苦手なメガネの出番がきた。

 

カプシチンスキ著『黒檀』より抜粋――

 

 ハメドの顔に、驚きの影はない。「それが、おれたち持ち前の本性となっているんだな」彼は、諦めた風情もなく、むしろ誇らしげに語る。「本性には逆らっちゃいけない。そこから抜け出そうとして、叩き直したり、なんとか手を打とうともがくのはみっともない。本性は神さまからの賜り物だ、だから、それ自体、完全無欠なんだ。旱天、暑熱、干上がった井戸、道中での死――それだって、完璧で立派なものよ。それがなければ、雨の本当のありがたみも、水の甘露の味も、命の糧のミルクの旨さも、感じまい。動物にしても同じこと、青草の瑞々しさにも、草場のいい香りにも、喜びを感じなくなる。おれたちは、水晶のような水の流れに立つ、あのひんやりとする爽やかささえ、知らないまんまだろうよ。あれこそが天国だとは、夢にさえ思わずに」

 

ソマリア人は日本人のように考え、そして動く。

いや、主客をもとに戻そう。日本人はソマリア人のように考え、動く。日本人が200万年以上前にアフリカの大地から極東の地へ流れついたことがわかる。ソマリア人の血の中に僕らは息づいている。

夕餉は、コンソメスープ、アーリオオーリオ・ペペロンチーノ、ウィスキー・オンザロック、コーヒー。