Crownを巡るあれこれ

 

 

 

 

 

 

 

雨、のち曇り。27度。

7時に起きる。

朝餉は、リンゴジャムとヨーグルトをかけたバナナ、味噌汁(ネギ・玉葱・人参・油揚げ・豆腐)、トマト・卵焼き・ハムを挟んだマスタードサンドイッチ、豆乳。食後にコーヒー。

日本海側を東へ通過中の台風14号が各地に被害をもたらしている。

雨が上がっても、強い風はやまない。

昼餉は妻とマクドナルドで、ハンバーガー、コーヒー、月見パイ。

Netflixで連ドラ『Crown』を見始めた妻は、エリザベス2世の葬式が今夜に迫った英王室のことで頭がいっぱいのよう。数年前に見て細かいことを忘れてしまっているこちらの感想は曖昧だ。

そんな頭でも、チャーチル首相にまつわる幻の肖像画の回だけはしっかり覚えている。でもあの連ドラにあってはスピンオフのようなストーリーだ。

ほんとのところは闇の中だけれど、見る影もない老いた姿をチャーチルは肖像画が初めてという抽象画家に写し取られた。その画をどうしても受け入れられない政治家。その偏狭ぶりが、彼の老いぶりを浮き彫りにしていた。老害を描く手法はさまざまあるけれど、肖像画にそれを求めた脚本は見事だった。

ひょっとしたら、それはチャーチルという老獪の本性をあぶり出していたのかもしれない。世間の評価とは裏腹の真の姿。見る側にそういう想像をさせただけでも、虚構の持つダイナミズムの勝利というべきかもしれない。

その回の感想を妻に話して聞かせた。

妻の作った夕餉は、小松菜とキャベツの卵とじ、焼き塩鯖、味噌汁(玉葱・人参・ネギ・油揚げ・豆腐)、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。

BSの名画座で、映画『英国王のスピーチ』を観る。エリザベス2世の父君、ジョージ6世の吃音をめぐる物語。主演のコリン・ファースは翌年の映画『Tinker Tailor Soldier Spy』の好演が記憶に深く刻まれている。