凍結保存されたセリフ

 

 

 

 

 

 

 

雨、のち曇り。27度。

7時に起きる。

台風14号は東北の太平洋側へ抜けて温帯低気圧に。未明まで強い風。

朝餉は、リンゴジャムとヨーグルトをかけたバナナ、味噌汁(小松菜・ネギ・玉葱・人参・油揚げ・豆腐)、チーズ・ハム・卵焼きのクロックムッシュ、豆乳。食後にコーヒー。

昼から気温が下がり始める。台風がとおりすぎて、そこに大陸からの風が流れ込んできたような。

テレビのBSでフランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録 ファイナルカット(原題:Apocalypse Now Final Cut)』。

途中から何を撮っているのかわからなくなった、と監督がどこかのインタビューかなんかで吐露したらしいが、ファイナルカットでもその道が逸れることはなかった。そういう意味では、徹頭徹尾、やりたいようにやり遂げた。

不思議な魅力を湛えた作品を支えているのは、気の済むように撮るのだというリビドーからコッポラ監督が逃げなかった、その一点に尽きる。そんな映画は滅多にない。

監督に限らず、多くの作家は遠慮するのだ。そして自分以外の誰かの声に耳を貸す。実際の声のときもあるだろうが、それよりも己が作り上げた誰の声でもない声に従うことのなんと多いことだろう。

 

I love the smell of napalm, in the morning.

 

朝のナパームの匂い、格別だな――キルゴア中佐を演じたロバート・デュバルは、このセリフによって映画史に残ることとなった。

夕餉は、冷奴、キャベツ・キュウリ・トマトを添えたチーズハンバーグ、味噌汁(小松菜・ネギ・玉葱・人参・油揚げ・豆腐)、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。食後にコーヒー、くるみ餅。

久しぶりに2階のベッドで寝る。