心に灯明をあげるには……

 

 

 

 

 

 

 

曇り。28度。

6時に起きる。

朝餉は、ほうれん草のお浸し、キュウリとワカメの酢の物、ささげ豆とニンジンのグラッセを添えた豚ひき肉のハンバーグ、味噌汁(キャベツ・ズッキーニ・ジャガイモ・ネギ・エノキ・油揚げ)、ご飯、メロン。

姉と病院へ。医者と会って、母の治療を延命的なものに切り替えてもらう。挿管はしないけれど、酸素マスクを積極的に使ってもらう。意識が改善したら、鼻吸引の酸素管にしてもらう。それを繰り返してもらう。姉の希望を叶えることに。

3ヶ月したら転院するか、自宅に引き取るかを考えることになるだろうけど、その時の母のことはなにもわからない……。

母は今週末にも個室に入るかもしれない。そうすれば、母と週1、2回は面会が叶う。看護師の報告も大事だけれど、姉と僕は直に母の姿を見たいのだ。それは母の心にも火を灯すことになるし、母の覚悟にも影響するかもしれない。

先々のことはわからない。だが、自宅で看取れれば本望だし、母もそれを願っていることだろう。

ナースステーションに寄って、母に宛てた手紙を渡す。手帳用紙に4枚。母が読むには天眼鏡が必要だし、それが無理でも読んで聞かせるための補聴器がいる。それらを、ゼリーととともに明日届ける。

帰路、ドラッグストアーでコロナの抗原検査キットを6個買う。母が個室に移ったら、陰性証明が必要になる。

姉に早めの夕餉を。大根とカボチャの煮物、ささげ豆・小松菜・鶏肉の中華炒め、ご飯。

母が2時間も食事にかけるので、3時くらいから夕餉を食べているうちに、いつの間にか前倒しになったという。母は自分の力ではとうに食べられなくなっている。

夕餉は、大根とカボチャの煮物(中華炒めは僕の分まで姉が食べてしまった)、ベーコンと目玉焼き、ご飯、ウィスキーのトワイスアップ。

『竹鶴』の12年は飲んでしまい、今は『スーパーニッカ』。

シーズン6に入った『Better Call Soul』の後半のエピソードの配信が始まった。エピソード8を夜半を過ぎて観る。2つの大きな死を丁寧に描いている。圧巻の脚本と映像。

打ちのめされる。