執着の度合いを見る

 

 

 

 

 

曇り、日差しあり。26度。

6時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、味噌汁(小松菜・大根・油揚げ・豆腐・玉葱・人参)、蜂蜜をかけたトースト、豆乳、ザクロジュース。食後にコーヒー。

Netflixの連続ドラマ『Better Call Soul』の最終シーズンは前半7話の放映が終わった。

世の中を見くびることは、誰にでもある。その見くびり方が物語の綾を織りなすこのドラマは、登場人物の一人として怠惰な生き方をよしとしていないところが印象的だ。

ワルはワルなりの方法論とかプリンシプルで、生真面目にワルであろうとする。周到であり、容赦なく、何より失敗を恐れながら生きている。ワルでも魅力的なのは、そこを踏み外さないからだ。

にもかかわらず、その境遇と選び取った生き方のせいで、見くびってしまう。とくに主人公の見くびり方が、彼に関係するすべての人々を巻き込んで破綻へと招いていく過程を、僕らは息するのも忘れるくらい前のめりになって見入る。

怠惰ではないのに、抗いがたい何かに溺れていく。そんな場面が続いていく。

本家の『Breaking Bad』のチャーミングな前日譚を物語のキーにして回収する。すると、大きな塊としての人生が浮かびあがってくる仕掛けは、脚本家のヴィンス・ギリガンの手工芸を見る思いがする。

本家の脚本ではほとんど描かれていないけれど、人物の背景として一人ひとりの人生を設定しておいた。それらの断片を引っ張り出してくる手際の妙には、愉しみながら紡いでいる脚本家チームの存在も感じられる。

重曹水とクエン酸水を作ってスプレーボトルに詰める。クロスバイクのフレームに噴霧。しばらくしてからスポンジで洗う。少しずつ水垢が落ちていく。

夕餉は、大葉とソーセージのアーリオオーリオ・ペペロンチーノ、赤ワイン。食後にコーヒー、かりんとう。