それは、幻影だと

 

 

 

 

 

晴れ、のち曇り。24度。

6時に起きる。

朝餉は、ザクロジュース、バナナ、レタス・キュウリ・トマト・コーンのサラダ、味噌汁(小松菜・大根の葉・玉葱・人参・油揚げ・豆腐)、蜂蜜をかけたトースト、ほうじ茶。食後にコーヒー。

クロスバイクの水垢取り。重曹水もクエン酸水も濃いめ。

衣類の数をさらに3分の1にまで減らした。

紙類はほぼなくなった。電気製品や文房具、嗜好品も半分以下に。それでも、気づくと隠れていて驚く。逆のこともある。あるとばかり思っていた物が、すでに捨てていて驚く。

どちらにしろ驚くような物は、必要ないのだ。

昼餉は、豆乳をかけたシリアル、かりんとう。

工房に追加しておいた四六判の革カバーが届く。深緑の牛革の手触り。大きめで注文したつもりだったが。新潮社のクレストブックスがなんとか入ったので良しとする。

まだ買うのか、と思いつつ……。

夕餉は、味噌汁(大根・小松菜・玉葱・人参・油揚げ・豆腐・大根の葉)、ビーフカレー、赤ワイン。食後にコーヒー。

小物を買ってしまう病の深刻さを味わっている。文房四宝の類はキリがない。書で使う水指、篆刻の大半は一度も使ったことがない。筆記具もそうだし、手帳やメモ帳もそうだ。銀や鉛の嗜好品、フレグランスの瓶、喫煙具、楽器――。

触れることで、体を通り抜けていった感慨があるはずだと思っている。