見て見ぬふり

 

 

 

 

 

 

おおむね晴れ。7度。

9時に起きる。

朝餉は、バナナ、大根とかぼちゃの鶏そぼろあん、味噌汁(人参・玉葱・かぼちゃ・油揚げ・豆腐)、ご飯。食後に煎餅、カフェオレ。

彦根の時計屋へ。オーバーホールの再調整を頼んだ時計を受け取りに。今度は大丈夫そう。店主曰く、帯磁した部品が動きを阻害しているらしい。防磁の仕組みが僕の時計には備わっていないと。

正確に動くか、組み直したらチェックするだろうに。説明ではなく言い訳になっていることは店主もわかっている。僕は笑って済ませる。職人が手を抜くのは余程のことだと思うから。

Netflixがドラマ『OZARK』のシーズン4を配信している。この物語の面白さは回を重ねるほどに増していく。放映中という点では『Better Call Saul』と双璧かもしれない。源流の『Breaking Bad』が別格なのは論を俟たないけれど、『OZARK』は大団円が予想もつかない。家族と資金洗浄というテーマから始まった物語は軸足がブレないまま、さまざまな家族のかたちを描いていく。2つのテーマは、感情と悟性に置き換えられる。腐れ縁と悪知恵と言ってもいい。

僕らの日々は、2つの対立に折り合いをつけることの繰り返しだ。

2つの対立が起きても躊躇するな、とドラマは訴え続ける。手をこまねいていると、取り返しがつかなくなると。現実の僕らにそんな勇気はない。それに、躊躇は詰まるところ楽なのだ。

悟性をやり過ごす、感情に不感症になる。僕らが身につけているもっとも強力な武器は、逃げることかもしれない。

夕餉は、キャベツを添えた鶏ひき肉ハンバーグ、味噌汁(玉葱・人参・かぼちゃ・油揚げ・豆腐)、ご飯、ウイスキーオンザロック。食後にクッキー。

 

 

 

 

 

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