出血

 

曇り、ときに日差し。夜に降り出す。26度。

8時に起きる。

朝餉は、味噌汁(玉葱・人参・エノキ・シメジ・油揚げ・豆腐)、ハム・エッグサンドイッチ、蜂蜜とヨーグルトをかけたリンゴとバナナ。食後にコーヒー。

妻は自転車を漕ぎに。

剪定をしていて思う。塩梅を見ながら、少しずつ切るのが肝要なのだと。丹精というにはおこがましいけれど、勝手の知らない物事と付き合うには、それしかない。相手が物言わぬものの場合はとくに。

拡大した事業を縮小して、出血を止める。そんなことをやらざるを得ない日々が続いたとき、応急措置をするにしても判断は早くしてほしい、と言われた。勝手知ったる事業でも、わからないことはたくさんあった。考え続けてもアイデアは生まれそうにない。

それでも、と今なら思う。時間をかけて大きくなった物事には、時間のぶんだけワケがある。その時間を遡ることができれば、行く末を見る目も変わる。

出血している事業の多くは、しかし、急拵えが多かった。どこかに無理があったので、出血していた。事業を時間の長短で見ていいものか、そういうことも考えた。

コロナ禍で病院全体が揺らぐ。緊急搬送されてくる数が、救急救命はおろか病院全体を揺さぶっている。判断に割く時間はないだろう。トリアージを招来した時点で、もうどうしようもないのだ。

それらすべてに正しい答えはないのだということを肝に銘じるしかない。すべてに、だ。

昼餉は、ウインナーソーセージと野菜のケチャップパスタ、チョコレートクッキー。

乳化というものがやっとできるようになりつつある。理にかなっているかは別として。

ジョギング、8.05キロ。東南東の風。

夕餉は、コンニャクと大豆の甘辛煮、厚揚げの甘酢醤油かけ、ウインナーソーセージ・キャベツ・ピーマン・コーンの中華炒め、味噌汁(人参・玉葱・エノキ・シメジ・油揚げ・豆腐・小松菜)、玄米ご飯。食後に妻の点てた抹茶二服、桜餅と草餅。

枯らしたと諦めていた芙蓉の根元から若芽がのぞいて、いつのまにか枝が育っている。それを妻が見守っている。

すると何を思ったか、妻の入れる鋏がおしなべて大胆になった。スパッと枝をはらうので、こちらが驚く。

 

 

f:id:Tosshy:20210516094703p:plain