その意味

 

雨、降ったり止んだり。20度。

7時に起きる。

朝餉は、味噌汁(玉葱・人参・エノキ・シメジ・小松菜・油揚げ・豆腐)、ピザトースト、ヨーグルトと蜂蜜をかけたリンゴとバナナ、紅茶。食後にコーヒー、クッキー。

九州から東海までが梅雨入り。季節までが不穏だ。

人生に正誤表はない。

あたかも存在するかのように言われる。手に取れるように見えることもある。そうやって、試そうとするかのように。

もし正誤表があるなら、試されていると勘違いした瞬間にあらわれるものなのかもしれない。物語の一つもなければ、なんの世かと思う。それに、試されていることは、語りかけられていることと錯覚もできる。

正誤表はない代わりに、錯覚は山のようにあるとも言える。思い込みと言ってもいい。

錯覚は存在するし、思い込みだってちゃんとある。翻って、正誤表はだから存在すると言い切れるかもしれない。まわりくどいことだが……

この世の半分は、そう思う人が占めている。それは事実だし、どうせなら真実と言ってもいい。

思うに、真実はそれくらいのものだということだ。

昼餉は、ブルーベリージャムを塗ったトースト、蒸しパン、ホットココア。

ヒトはただ生まれ、死んでいく。

そこに酷い死とか、祝福される生は存在しない。どんな生き死にだろうと、ただそうであるだけだ。自宅で待機している感染者が死んでいく。トリアージで後回しにされて死んでいく。医療従事者の数が足りないとか、病床数が足りないとか、助けられたはずの命なのにとか。

それは錯覚だし、思い込みだ。

夕餉は、切干大根煮、ピーマンとウインナーのコンソメ炒め、ジャーマンポテト、味噌汁(玉葱・人参・エノキ・シメジ・小松菜・油揚げ・豆腐)、玄米ご飯。食後に抹茶二服、饅頭。