曇り、のち晴れ。19度。
7時に起きる。
朝餉は、味噌汁(玉葱・人参・エノキ・ネギ・油揚げ・豆腐)、卵焼き・ハム・サニーレタスのサンドイッチ、ヨーグルト・蜂蜜をかけたリンゴ。食後にコーヒー。
筋肉が落ちる。手に取るようにわかるのは、前屈みの姿勢が骨にへばりついている姿に気づいたときだ。座る格好はすっかりそうなってしまい、立っていてもじきそうなる。それは嚥下にも影を落とすだろう。父がそうだったように。
母方の祖父は細身だった。トレードマークだった白いシャツもカーキ色のチノパンも、しなびかけた風船のように身体を覆っていた。その血を継いでいることから逃れることはできない。自分の褌を干し竿にかけていた祖父が、日向にぼんやり浮かんでいる。
栗山で米問屋を営んでいた祖父は、小学校から帰ってきた母に売上金と出納帳を持たせて銀行へ走らせた。自転車を漕ぐ母は、鼻高々だったろう。ずっと母を支えていたのは、祖父から得た信頼という無形の財産だったに違いない。それは母の生きる糧だったと思う。
Audirvanaがサブスクリプション・サービス型のソフト『Audirvana Studio』を発表した。16日にリリースという。これまでの再生ソフトVer3.5は打ち切りになる。roonが登場してから、使うことはめっきり減ってしまっていた。
古書を求める。ジョン・ル・カレ著、宇野利泰訳『寒い国から帰ってきたスパイ(原題:The Spy Who Came in from the Cold)』(ハヤカワ文庫)。単行本は自宅のほうにあるはずだが。それにしても、翻訳をやり直すつもりが早川書店にはあるだろうか。
昼餉は、キーマカレーの残り、きな粉団子、コーヒー。
コーヒーは浅煎りか深煎りかと問われたら、今は浅煎りだ。コクはないと思われがちだが、深煎りとは異なる景色がある。花のような芳しいフレーバーが先案内してくれる。酸味が奥に立って、冷めてもさまざまな味が顔をのぞかせる。業務で使う浅煎りを400グラムくらい求め、90度くらいに淹れている。
夕餉は、厚揚げとフキの煮物、カボチャのいとこ煮、合い挽き肉のハンバーグ、味噌汁(玉葱・人参・エノキ・ネギ・油揚げ・豆腐)、玄米ご飯。食後に抹茶二服、クッキー。
Appleは、OS群のパブリックベータ・プログラムを更新して、β3をリリースした。
ちょっとフワフワしていたOSが、バージョンが進むにつれてしゃきっとなった。フワフワの実態をうまく説明はできないが、心許ない浮遊感は伝わってくる。
実際のところ、伝わってきたものが本物だった試しは、ほとんどない。不思議だといつも思う。