遠くまで見とおすこと

 

雪、のち曇り。3度。

7時に起きる。顔が冷たい。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・大根・カニカマのサラダ、味噌汁(大根・玉ねぎ・人参・キャベツ・油揚げ・豆腐・ネギ)、ピザトースト、りんご。食後にコーヒー。

米国からドメインとサーバを引っ越して、メールの設定など。Whoisを確認したら、Tech責任者が米国のレジストラのままだったりで。

移行手続きは終わったが、あちらのサーバにまだメール情報が残っている。移管完了のメールが届くまで油断できない。姓の.comドメインは米国のスパムによって汚れている。この際だから海外メールをいったん遮断してブリーチする。こういうのをメール鎖国とでもいうのかな。

昼餉は、抜き。

ドメインとサーバ——インターネットの引っ越しでも時間がかかるのに、棲家となると「あまり考えたくない病」にかかりそうだ。

大学生から30代まで、引っ越しを重ねるたび、トラックが大きくなっていった。その過程で貸倉庫に預けた本やレコードとまた巡り会えるのは、どんな家に引っ越した時だろう。

壁一面の本棚とかレコードライブラリが脳裏に楽しげに描けないのは、なぜだろうと考えている。もっといえば、ひとつところに構えた家という風情もどこかで楽しげじゃない気分でいたりする。

身ひとつで暮らす日々——その想像のほうが翼ははるかに大きい。

両手をポケットに突っ込んで歩けるのは、荷物がないから。駆けていて、いきなり後ろ向きに歩けるのは、なにかを背負っていないから。

足を引っ張ろうとしているのは、どんな世間体だろう。

夕餉は、鳥肉団子と白菜・大根・長ネギ・豆腐の常夜鍋、玄米ご飯。食後に紅茶、パウンドケーキ。

ストリーミング・サービスの音楽を聴いていると、紐付いた音楽がとめどなく流れてくる。楽曲でもミュージシャンでも、知りたいことが労せずしてわかる。

どこまで行ったところで、音楽は響いているだけでいいはずなのだが。知らずにいさせてくれよ、と知りたい病にかかったヒト全般にボソボソ呟いてみたり。

 

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