エッシャー的でもあったペンローズ

 

晴れ。10度。

7時に起きる。

朝餉は、大根の葉のきんぴら、厚揚げ・カボチャ・大根の煮物、ソーセージと目玉焼き、味噌汁(人参・大根・エノキ・ほうれん草・油揚げ・豆腐)、トースト、リンゴとバナナのヨーグルトがけ。食後にコーヒー。

今年のノーベル物理学賞を受賞した3人のうちに、ロジャー・ペンローズが入っていた。受賞の理由は、一般相対性理論がブラックホールの形成を導くことを発見した、といういわゆる特異点定理に対する評価だ。

僕らが、『皇帝の新しい心』に胸躍らせたのは30年近く前になる。そこに触れられていたAIは、今とはずいぶん違っていた。

今のAIは、志の低いAIといっていいかもしれない。だが当時のAIよりはるかにAI的である。それは思考という脳作用をビッグデータに置換することで具体化していると捉えられる。誤解を恐れずに言えば、当時考えられていたAIは、プログラミング言語による思考の記述化と言っていい。それはPrologの衰退によって消えていったのだが、ペンローズは当時の状況に呼応するかのように『皇帝の新しい心』を書いた。

ブルース・テイトの『7つの言語 7つの世界』が9年前に出版されるまで、Prologは冬眠していた。テイトの本が再評価される機運につながったのは記憶に新しい。そのことに僕は懐疑的だが、今後のことはわからない。

ペンローズは『皇帝の新しい心』から実に20年を経て、『心の影』を上梓している。ずっと読まずにきたので、これを機会にしようかと思いながら20年前の大部の背表紙を眺めている。

昼餉は、妻の焼いたパンケーキ、ミルク。

姉から手紙。

夕餉は、白菜のお浸しときんぴら、ハンバーグ、味噌汁(カボチャ・大根・人参・ほうれん草・エノキ・豆腐・油揚げ)、ご飯。

Appleは、OS群のパブリックベータ・プログラムを更新して、macOS Big Sur 11.2iOS 14.4β1をそれぞれリリースした。iOS 14.4のほうは、U1チップを採用したiPhoneHomePod miniに近づけると再生中の音楽が引き継がれるという。その逆もできるという。両者の距離の判定もしているとのこと。

 

 

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