寒いからこそ

 

晴れ。6度。

7時に起きる。

朝餉は、白菜のお浸し、卵焼き、ポテトサラダ、焼いたホッケの開き、味噌汁(大根・人参・ほうれん草・エノキ・油揚げ・豆腐)、ご飯。食後にコーヒー。

妻はクワイアの稽古や打ち合わせへ。夜に帰宅。

首相の判断が揺れているように見えるのは、状況がどちらに転ぶか分からないということもあろう。

もっと早くに決断してくれたら、と従わざるを得ない側は思う。

一方で、首相は脇が甘いようだ。その言動で物議を醸しているものの多くは、心掛けている居住いによってどうとでもなることだ。垣間見えてくるその居住まいにズレを感じるのは、なぜだろう。

実像は、違うのかもしれない。メディアによって歪められていることは、想像を超えていると思う。だが居住まいは、バイアスがどれほどかかろうとも伝わってくる。国民は、そういう部分を見逃さないものだ。

昼餉は、ミルクをかけたシリアル、ロールパン、コーヒー。

生地から選んで仕立てたツイードのジャケットとかブレザーを着る機会がなくなった。かといって、それらを手放す気になれない。買い出しに着ていくのは大袈裟なのだが、今冬からそうしている。綿詰めのアウターよりよほど暖かいし、なによりうるさくない。

たたずまいが端然としているように見えるのは、こちらの勝手な思い込みなのだが、ツイードも太畝のコーデュロイもカシミア混のウールも、昔の生地はどれも稠密で頼もしい。

織りあげるのに時間がかかることを売り物にする今の生地は、それが当たり前だった昔の生地の背中を追いかけ続けている。

ジャケットを手放せないのは、その背中が愛おしいからだ。

夕餉は、ヒレ肉のステーキ、ご飯。

首相もジャケットも、居住まいに行き着くと思う。

 

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