一椀

 

晴れ、のち曇り。15度。

7時に起きる。今朝は3度まで下がった。1週間後には、氷点下になる。札幌では、夏の過ごしやすさと、冬の厳しさにまだ均衡がある。関東より西では、それが崩れている。ここで暮らすと、それがわかる。

朝餉は、大根おろし、ほうれん草の胡麻和え、切り干し大根煮、ホッケの焼いたの、味噌汁(カボチャ・サツマイモ・大根・人参・エノキ・大根の葉・揚げ)、コーンと焼き鮭の混ぜご飯、お新香、柿・洋梨のヨーグルトがけ。

おいしい味噌汁の一杯もあれば、おかずはなくていい。そういう当たり前のことを、忘れては思い出しを繰り返して、いつか作れるところへ辿り着きたい。料理を作ることで、知らなかったことに気づけた。

食材の力を少しでもいいから引き出せるようになりたい。それだけは思う。いちばんむずかしいことは、注意深く、そして謙虚でいること。両方とも、僕にとってはむずかしいことだ。

葬儀社が訪う。おおよその人数を伝えて、見積もりを待つことに。

姉の作った昼餉は、鶏もも肉のソテーにありあわせ、ご飯。僕は抜き。

7.2キロをジョグ。いつもの公園を。日が傾くと、寒い。

夕餉は、抜き。すこしの絶食。