95回目

 

晴れ、ときどき雨。17度。

7時に起きる。

朝餉は、べったら漬け、ヒジキ煮、豚ひき肉と大根の煮物、鯖の味噌煮、水餃子の中華スープ、ご飯、柿・リンゴのヨーグルト掛け、番茶。

父の入院先のソーシャルワーカーから電話。家からいちばん近い病院を探してくれた。それが、母の通院している病院だった。コロナ禍で面会はできないのだが、終末期の父のことを伝えてくれたら、1名に限って週1回15分の面会を許してくれた。

姉が喜ぶ。院長先生も看護士も、姉は顔を知っている。それに、バスですぐそこだ。想像の域を出ないけれど、病院側が、母の旦那だとわかって柔軟に応対してくれたのかもしれぬ。そうだとしたら、ありがたい。

母は、父が同じ病院になったことを理解できていない。そもそも自分が通院しているという認識がない。理解できる日が来るだろうか。

妻は朝一番の新幹線で東京へ。21日まで向こう。クワイアの稽古やら、旧交を温めたり。

昼餉は、姉の漬けた大根のお新香、ヒジキ煮、大根煮、チーズリゾット、柿、番茶。

姉が花束を母に渡す。注文しておいたキノトヤのバースデー・ケーキは、父の誕生日である明日に。母の95回目の誕生日は、父にとっても良き日となった。

夕餉は、生寿司。