晴れ。28度。
7時に起きる。
朝餉は、サニーレタスとポテトサラダ、黒糖ロールパン、ルイボスティー。
ヒトをヒトたらしめているのは理屈を扱う能力なのに、おおもとのところでは、理屈では動かない。理屈では有り得ない事どもに、僕らは信頼の錨を下ろしている。
だいたい、神という装置を誰が考えたのか。
理屈に合わないのに、なぜ手を合わせて祈るのか。
そのあたりの不可思議を理屈で説明している専門家もいるけれど、大多数はそんな御託を信じてはいない。神さまを信じているのと同じくらいに。
11キロをジョグ。
ヒトをヒトたらしめているのは言葉を操る能力なのに、おおもとのところでは、言葉では動かされない。言葉を超えた何かを感じ取っているのに、その存在を言葉では言いあらわそうとしない。
そればかりか、その存在について確認しようともしない。その存在について言葉を駆使している専門家もいるけれど、大多数はその説明を信じてはいない。というよりも、最初から相手にしていない。言葉を相手にしていないのと同じくらいに。
遅い昼餉は、りんごパイ、菓子パン、ミルク。
カタチの見えないものや、言葉にならないもの、うまく説明できないものや、密やかで掴めないものを、僕らはかなりの比重でもって信じている。
そのことについて、体系だった教えを受けたことは一度もないのに、誰もがある程度の看取を共有している。共有していることさえ確認したことはないのに、共有しているという連帯だけは確信している。
さて、それはなんだろう?
僕らの裏側にあって、僕らでさえうまく語れないそれは、いったいなんだろう。
夕餉は、納豆、ポテトサラダ、大根とひき肉のあんかけ煮、厚揚げ・小松菜の生姜炒め、味噌汁(人参・玉葱・小松菜・エノキ・豆腐)、ご飯。食後にコーヒー。