職業としての

 

晴れ、のち曇り。26度。

7時に起きる。

朝餉は、バナナ、大根・大豆・サニーレタス・カニカマのサラダ、黒糖ロールパン、ルイボスティー。

NHKの将棋と囲碁のトーナメント。将棋は撮り溜めが底を突いて、昨年度の決勝戦の再放映。囲碁は、上野愛咲美女流本因坊が三村智保九段を退ける。二枚腰。上辺に入ってきた黒を跳ね返した打ち筋のキレ。撮り溜めは来週までらしい。

ベランダの先に見える10軒ほどの新築から、子どもたちや親御さんが出てきて遊んでいる。華やぐ声。そんな光景を見るのは久しぶりだ。

文学とか音楽について語るとき、暮らしにどうしても必要なものじゃないからと、謙った言い方をする人がいる。文学者や音楽家の中に、なぜかそうおっしゃる方がいる。

ほんとうは、わかっているのに。

彼らのそういう言葉を耳にすると、なぜだろうと思う。

そうじゃないですよ、と言ってもらいたがっているようにさえ聞こえる。

言い方は悪いが、甘えている。

この時代に、そんな逆説的な言い方をわざわざ選ぶとは、なんたる錯誤だろうとも思う。

原始のご先祖が、言葉や音をどれほど大事にしていたか。

なんだか悔しい、と思うのは僕だけではあるまい。

昼餉は、妻が作った焼きそば、コーヒー。

そんなことを書いていたら、NHKの夜の歌番組で、玉置浩二さんのワンマンショーが放映された。

玉置さんが歌の合間におっしゃっていた。

こんな時期だから歌うのはどうかと思われる方もいらっしゃるかもしれないけれど、歌うことで届けられるものがあると信じている。だから、精一杯歌います、と。

清々しい夜風が、ベランダから流れ込んでくる。

夕餉は、妻が作ったキーマカレー。

 

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