似て非なるか

 

晴れ。20度。暖かくなる。

7時に起きる。

朝餉は、コールスロー、ソーセージを使ったミネストローネ、コロッケ・サンドイッチ、ルイボスティー。

黄金週間が始まっている。我慢できない人々の動向が、あっちこっちで報じられている。

ジョギングさえ憚られるような風潮になった。

感染者の数はずいぶん減ってきたものの、第二波といわれるような増加に転じる都市も出ている。世界的にも、経済活動を少しずつ再開したという報道が散見されはじめた。

一進一退がしばらく続きそう。

デスクワーカーを中心に、テレワークの普及が進んでいる。学校の9月入学についても国会で論じられている。コロナ禍が終息したら、この国の様相も変わっていそう。

ちょっと驚いたのは、米国の死亡者数が、ベトナム戦争の戦死者を超えたというニュース。この違和感の出所がはっきりしない。何がギョッとさせたのか。

昼餉は、妻が作った焼きそば。

そういえば、ニューヨークでは外にテントを張って患者を収容している。野戦病院と同じだ。クオモ知事が要請した病院船も軍用だし、各国の指導者が「これは戦争だ」と初期の頃から言い募っていた。韓国だったと思うが、動向をモニターできるデバイスを感染者に装着することが検討されているという。

鼓舞するために使った言葉が、どうやら違和感の根っこにあるらしい。

非常事態かもしれないし、有事だと思うけれど、これは戦争じゃない。戦っている相手は、ウイルスという名に姿を変えた僕ら自身かもしれない。

出征して、銃を手にし、相手を殺めることと同列に扱って、精神を鼓舞する。

たぶん、違和感はこのあたりに巣食っている。

夕餉は、レンコンの天ぷら餡掛け、アジフライ、小松菜・シメジとソーセージのクリーム煮、残りのミネストローネ、ご飯。食後に妻が点てた抹茶、せんべい。