用の美

 

晴れ、のち曇り。9度。

8時に起きる。

朝餉は、大根の皮のきんぴら、アズキときな粉の餅、お茶。

物置の片付けやら。米炊きの古いお釜たちとか、大量の籾殻、鍬や鋤。女房がコツコツやってきたので、残りの量がわかる。

昼餉は、塩ラーメン。

三つのお釜のうち、二つは鉄らしい。きれいな台所に飾ると景色になりそうだが、悩んだすえに廃品回収へ。

一網打尽のつもりで捨てていると清清する。

一方で、見極める目も捨てていることになる。

二人して、そんなことを話しつつ、「これ、どうかな?」と確かめ合う。

使えるとはいっても、たかが知れている。飾ってみて、空気を変える力があるのか。せいぜい、そんなことだ。

夕餉は、女房の作った松風、大根・レンコン・コンニャク・竹輪の煮物、鳥の唐揚げ、味噌汁(人参・カボチャ・玉葱・エノキ・豆腐)、玄米ご飯。食後にコーヒー、クッキー、花林糖。