隔てられているもの

 

晴れ。20度。

6時に起きる。

朝餉は、バナナ、大根とカボチャの煮物、ハムと目玉焼き、味噌汁(人参・玉葱・エノキ・豆腐)、ご飯、豆乳。

映画『Joker』を43年前の作品と対比させた。助演にロバート・デ・ニーロを据えたので、『Taxi Driver』を観た者ならそういう連想をするのではと思う。ある意味では、組み伏せようという魂胆にも見える。説明っぽいシーンをつなげた『Joker』の制作者たちにとって、彼の助演はどういう意味を持っていたのだろう。主人公がデ・ニーロを撃ち殺すシーンを何かの象徴として捉えるのは、穿ち過ぎかもしれないと思いつつ、ずっとそのことを考えている。

昼餉は、食パンと豆乳。

家に帰ってきてから、なぜかエロール・ガーナーを聴いている。お世辞にも録音がいいとはいえないのに、人々は『Concert By The Sea』を愛で続ける。チャーミングなプレイなればこそだ。音楽が持っている、プリミティブなものが実際に存在することの証明が、そこにある。

確認するというわけではないものの、『Taxi Driver』を観る。描かれているのはヒトの普遍性におけるある部分の詳細だ。それは克明で、微細で、混じり気のないエキス。『Joker』が描こうとして描けなかったものが、そっくりそのまま描かれている。

夕餉は、柿、キュウリとカニカマの酢の物、豚バラとキャベツ・パプリカ・ピーマン・玉葱の中華炒め、味噌汁(大根・人参・玉葱・エノキ・豆腐)、ご飯、赤ワイン。

 

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