不仕合せの確認

 

雨のち日差し。7度。

8時に起きる。

朝餉は、りんご、キャベツとレタス、キュウリ、ツナのサラダ、ベー

コンと目玉焼き、味噌汁(大根、人参、小松菜、豆腐、ネギ)、トースト、コーヒー。

女房を乗せて長浜へ。税務署はガランとしている。彼女が手続きするあいだにも、相談に来る人がボツボツいる。

昼の電車で女房は東京へ。青春18切符の一人旅。クワイアの催事を済ませて週末に戻る。

昼餉は、ドイツパン、シリアル、コーヒー。

3キロをジョグ。走り始めてすぐ土砂降りに。

坂本龍一を聴いている。

表参道あたりのギャラリーでいつも流れていたミニマルといえば、この人の右に出るものはなかった。聴きこむというより、インスタレーションを満たしていくアトリビュートのひとつとして、ほかの作品の内部へと侵食していく浸透圧のような音のイメージが僕には強くある。

空間を把握する彼の力はちょっと建築的であり、それは支配するというより少しずつ内奥していく狂おしさとか、居たたまれなさとか、もどかしさのような焦燥として届くこともある。

枯渇している反面、満たされてもいる。その背反性を味わう音楽なのかもしれない。

音楽が持っているユーモアという側面がこの人の音楽には希薄で、がんばってもウイットがやっとという、ある意味では貧相にも見える音の連なりが、疲れつつある脳には心地よく響くのかもしれない。

一日の終わりに、ちょっと嘆く。ほんのりと立ち上がる絶望。そんな時間にふさわしい音楽は、彼おいてほかにない。

夕餉は、味噌汁(大根、人参、カボチャ、玉ねぎ、豆腐、ネギ)、チャーハン。

 

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