曇りのち晴れ。11度。
7時に起きる。
朝餉は、キャベツとパプリカ、きゅうりを添えたハムと目玉焼き、味噌汁(大根、人参、かぼちゃ、玉ねぎ、ネギ、えのき)、パンケーキ、リンゴとバナナ、コーヒー。食後にコーヒーゼリー。
センバツの一回戦が終わった。関西の街がサクラの開花を宣言したのは昨日だ。1校を除いて、ほかは負けて去っていく。3%の確率に賭けるのは、1校を決めるまでのすべての一挙手一投足に価値があると選手全員がわかっているからだ。全国の出場校にまで裾野を広げると確率は0.02%にもならないが、価値の基準は不変である。
昼餉は、女房が作った豆腐のすいとん汁。
3キロをジョグ。北西の冷たい風。
女房と湖岸のフードコートでたい焼きとコーヒー。
B5サイズのメモパッドに万年筆を走らせる。長い文章を書く。インクを使い切ってしまう長さ。
気ぜわしくまとわりついていた何かが剥がれ落ちていく。長い間、忘れていた感覚。というより、はじめて味わっているやもしれぬ。
何が剥がれ落ちているのか。正体を見極めようとして、前屈みっぽく心象を覗き込む。
夕餉は、女房の作った高野豆腐、豚バラ肉の野菜炒め、味噌汁(大根、人参、カボチャ、小松菜、ネギ)、玄米ご飯。食後にコーヒー、チョコレート。
キーを打つことで躰に溜まり続けたのは、どのようなものだろう。考え方とか、ものの見方とか、何かを得るまでの導出とか。
左手でご飯をいただくようにして、手書きをはじめる。